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いよいよこの時がやってきた!

何百回とイメージはしてきた!

後は実現するだけだ!


沖縄本島1周サバイバルラン2018

沖縄本島一周サバイバルラン2018 けんけん堂

大会概要をさらっと説明すると

スタート ゴールが沖縄国際ユースホステル

総距離400km
制限時間72時間

ただしチェックポイントが3か所

第1チェックポイント 残波岬(34km・5時間)
第2チェックポイント 辺戸岬(128km/162km・24時間)
第3チェックポイント 海中道路西口信号付近(131km/293km・48時間)

この時間までに各チェックポイントを通過しないといけない

つまりタイム設定がかなりシビアになっている



今回は全国から集まった64人の勇者たちがこの大会に挑む!!

スタートは12時

一斉にスタートすると道路が混みあうので
2分間隔の10人くらいずつのグループスタートになる



まず目指すは

第1チェックポイントのある残波岬34kmを5時間以内に到着しないといけないが
元々故障していたとか何かトラブルがなければまず問題ないだろう


沖縄本島を走るのはこれで3回目になる

もちろん過去2回も超ウルトラだ

お蔭でコースも大分覚えてきたし、地名もわかるようになってきた



残波岬までは目標タイムは4時間だ

淡々と走っていく

那覇から浦添 宜野湾 北谷 嘉手納と進んでいく

もうこのコースは4回目になる すっかりお馴染みだ


読谷に入る頃にはちょっと坂が増えるがたいしたことない

なんせまだまだ元気!疲労ゼロだ!


やがて第1チェックポイントの残波岬に到着した

3時間51分

予定通りに到着した


残波岬のエイドで沖縄そばを頂く うまい!身体に染み渡る


この大会では公式エイドはないが、
こうやって私設エイドという形で所々サポートしてくれる

スタッフの方達も選手同様ほぼ寝ないでいろいろな所でサポートしてくれる
本当にありがたい

こういうボランティアの方達のお蔭で選手も思い切った挑戦ができるところもあると思う



先は長いのでゆっくりはしてられない

次は第2チェックポイントの辺戸岬(128km/162km・24時間)

遠いね。。。


恩納村に入る頃にはスタートから50kmくらいだろうか

約6時間 いい感じだ

ちょっと疲れが出てきた感じがするが、まあ気のせいだろう

なんせ50km走ってもまだ8分の1

つまり50kmを後7回走る。。。疲れたなんて言えないよね?




この辺りからは夜になり、いよいよお楽しみのナイトランのスタートだ!


恩納村を抜けるといよいよ名護に入る

名護から直接北に抜けて辺戸岬まで行ければいいが、そうはさせてくれない

本部 今帰仁へと向かう



名護の街に入ったとこで、お腹が空いたのですき家に入った

何にするかメニューをみて考えていると

ぞくぞく選手が入ってきた

最終的に5~6人の汗だくでリュック背負ったランナーが飯をむさぼり食っていた

ごめん すき家




お腹を満たしたところで、本部に向かう

ちょうどこの辺りは逆走だが今年1月走っていたのでなんとなく覚えていた


美ら海水族館を過ぎた辺りが100kmくらいになる

たしか13時間をちょっと過ぎくらいだった気がする

ここまでは予定通りできている



今帰仁に入るとアップダウンが多くなる

上りは歩き、下りと平坦な道はなるべく走り距離を稼ぐ

今日は満月だ

月明りとヘッドライトを照らしながら淡々と進む





やがて58号線にでた 約120km地点

もうすでに体験したことのない異次元の世界にきている


ここから辺戸岬までは北にただひたすら道なりに進む

距離にしてフルマラソン1本分になる


しばらく単調な道が続く

疲れてきてはいるがまだまだ走れる

走りと歩きを交互に織り交ぜ足を休ませながら淡々と進む



50~60km前から気持ちが悪く吐き気がしていた

でも食べないことには先には進めない

132km道の駅おおぎみのエイドに着いた

何が食べれるのか?

なんとお粥があった 迷わず頂く

身体に染み渡る

もう一杯頂く    復活だ!!

第2チェックポイント辺戸岬まで30km



夜が明け最北部の国頭に入った

国頭は去年初めて参加したT.O.F.R2017で初めてリタイヤした場所になる

思えばあの時のリタイヤがあったからこそ、ここまで来れた気がする

絶対に自ら負けは宣言したくない!



最北部のコンビニに着いた

ここのコンビニを過ぎればこの先100km以上コンビニはない

必要な物だけを買いコンビニに別れを告げる

今度は辺野古で会おう


もう24時間以上起きているがちっとも眠くない

もしかして寝なくても大丈夫なんじゃないかと少し思っていた

まだ眠くて眠くてたまらない辛さをこの頃は知らなかった



しかし辺戸岬は遠い

確実に近づいてはいるが一向につかない

手持ちの飲み物もなくなったので

次の自販機で買おうと思い先に進むがなかなかない

ちょっとヤバいな 

確実に脱水の症状が出始めている

それにハンガーノックもチラホラ顔を覗かせている

走ることも出来なくなり、足元もおぼつかない

水道水でもいいのでとにかく水分が欲しい


小さな集落がみえてきた

きっと商店があるはずだ

もしなければその辺りの住人に水をお願いしよう

フラフラになりながら目を凝らす



あった!!!

パンとジュースを買う

歩きながら補給をする   復活だ!




辺戸岬まで数キロの所から激坂が始まる

あと少しあと少しなんだ


やがて辺戸岬の案内板が現れる

そこからさらに坂を上り下りを繰り返すと見えた!

よっしゃー!

第2チェックポイントの辺戸岬162kmに到着だ!!

22時間3分 いい感じだ 理想のタイムでつけた


知ってはいたが162km走ってまだ半分も行っていないという絶望

だが裏を返せばまだ楽しみが半分以上あるという幸せ


とにかく22時間かけたウォーミングアップは終わりだ

ここから本当の戦いが始まる

次の目的地は第3チェックポイント 海中道路西口信号付近(131km/293km・48時間)

あまり余裕はない

軽く補給を済ませ辺戸岬を後にする

噂によるとここからがトラウマ級のコースらしい







本当だ。。。

激坂 激坂 激坂のオンパレード

もちろん上りは走れるわけもなく歩き続ける

下りは痛みが伴う

終わりが全く見えない

越えたら現れ越えたら現れ

坂坂坂坂坂坂坂坂坂坂坂坂



坂の合間に集落がみえた

よしちょっと休もう

一軒だけあった食堂に入り、とんかつ定食を頂いた

やや重い気がしたが、おいしく完食した

近くに芝生の広場があったので横になる

眠れはしないが目を閉じ5分ほど休んだ

少し元気を取り戻しゆっくりではあるが走り出せた



まだまだ坂が続く

もうレースが始まり24時間以上たっている

段々と眠気がやってきていた

まだいけるまだいけると思ったが足元がおぼつかない

フラフラしてきた

どこかで仮眠しよう

ちょうど道路の端に横になれそうなとこがあった

アスファルトの上に横になり、目を閉じる

約10分横になり2回くらいカクッと落ちた気がする

10秒くらいだろうか眠れたのは

それでもかなりスッキリした



まだまだ坂地獄は続く

上って下って上って下って

戦うこと約6時間次のエイドに到着した

安波193km 30キロ進むのに6時間もかかった

スタッフにこの先の状況を希望を込めてきいてみた

け 「ここからは先はどんな感じですか?」

ス 「50kmは同じ様に続きます 辺野古まで」






えーーーーーーーーーー!!50km!!!!

心の声 (今やっとの思いで30km進んだのにここからさらに50km坂地獄。。。メンタルが持つのか、しかもこれから夜になるし)



冷静を装い共同売店でラーメンを買う

あ~うまい 汁まで飲み干す




。。。行くか



宣言通り坂が登場!  もういいよ。。。


ん?ちょっとだけ優しくなっている気がする

頑張れ自分!ここは踏ん張る時だ!


辺りも薄暗くなってきた

なんだあれ?

樹が動物に見えた

気のせいだろうと思ってさらに前方に目をやると

色んな動物や人、樹が動けばそれらも動いてみえる

でも近くによると勿論いろんな種類の樹や植物だ

幻覚だ!

憧れの幻覚にここであえた

スタートから約30時間睡眠も10秒ほど

いよいよ脳がぶっ壊れ始めていた


幻覚のお蔭で逆に目がさえてきた

沖サバ楽しいじゃないか!


気付けば200kmを越え、東村に入っていた

東村を抜ければ次は名護だ



少しづつ民家の明かりがみえる

いつになったら温かいお布団で寝れるのだろうか?

月曜だよ!(今土曜)
(脳内独り言)

真っ暗な山道を一人ヘッドライトの明かりのみで進む

もちろん外灯はない

さらに幻覚がよくみえる

不思議と怖さはまったく感じない



夜も深まりまた眠気が襲ってきた

近くにハブがいないか確認し、道路の端っこで横になる

身体が冷えて寒いが眠くて堪らない

5分ほど横になり、何度か落ちることができた




延々と続く山道を進んでいく

遠い 辺野古までが


同じ様な景色がループしている

みんな戦っているんだ!負けるわけにはいかない!



少しずつ少しずつ家が増えてきている

遠くに街の明かりもみえてきた




いよいよ辺野古へ通じるトンネルがみえてきた

あれ?あそこにスタッフがいるぞ!




幻覚だった




トンネルを抜け坂を下りしばらく進むと見えた

辺野古250km 40時間17分 エイドで味噌汁を頂く

あ~うまい 染み渡る

数人の選手が先に休んでいた



ゆっくりしたいが後7時間30以内にフルマラソン一本分走らないといけない

重い身体で走り出した

今までの坂地獄に比べると楽なもんだ

淡々と距離を稼ぐ

宜野座村 金武町と入る



辺りも明るくなってきた

急がないと

遠くに第3チェックポイント海中道路がみえる


久しぶりの街中だ


ん?ここはどこだ?

どうやら道がわからなくなった

辺りに人はいない

信号で止まった車に声を掛け道をきく

やさしく教えてくれた ありがとう


言われた通りに進む

走るスピードが遅くなった分1km1kmが長く時間がかかる

まだかまだか

また信号で止まった車に声を掛けて道をきく

どうやらもう少し先らしい

「乗るか?」と笑顔で言われたが、お礼だけいい勿論お断りした



前方にこちらに向かって手をふっている人がいる

どうやら先にリタイヤした沖縄のKさんだ

ここを通るみんなに道案内をしてくれている

ありがとう ありがとう ありがとう


第3チェックポイントまであと数キロだ

走ったり歩いたりを繰り返し進む



やがて海がみえてきた


またまた先にリタイヤした選手が応援にきていた

本当に元気づけられる ありがとう ありがとう


みえた!数人のスタッフに迎えられ

第3チェックポイント 海中道路西口信号付近293km到着だ!

47時間30分 関門30分前

エイドで食べ物を頂き、横になる

目を閉じるがやはり寝れない10分ほど横になり身体を回復させる

ここまでくればほぼ完走できるらしい

24時間で約100km走ればいいだけだからだ

しかしもうすでに300km近く走っている

身体はそれなりにボロボロだ



皆がゆっくりする中そそくさとエイドを出発した

この時は15時間くらいで行けるだろうとかなり甘い考えだった

ここから本当の沖サバが始まった


300km近く進んでまだ走れる自分に驚いたが、なぜか頭がボーとする

景色も何層にも幕が張っているみたいにみえる

10kmほど進み

お腹が空いていたのですき家に入って大盛牛丼セットを頂く

これで大丈夫と思い、固まった脚を少しずつ動かし進むが

一向に改善しない


次第に歩く時間が長くなる

走ろうと試みるが身体がどんどん動かなくなっていった

夕方になり辺りも暗くなってきた

物凄い睡魔が襲ってきていた

眠い眠くて眠くて堪らない

ガードレールか何かに捕まり10秒くらい目を閉じる

少し眠気がましになるがまた眠くなる

数回それを繰り返し先に進む


足に貼ったテーピングを張りなおそうと少し広くなった所で座り、足の手入れを始めたが

一つのことをするたびに寝落ちしている

目も半分くらいしかあいてない感じだ

そのままここで寝ようと思ったが何しろ風が当たって寒い

それに震えが止まらない

固まった脚を引きずりながら寝場所を探す



囲われているバス亭があった

長椅子の上に横たわる

すぐに寝たが、寒くておそらく5分くらいしか眠れなかったが

少しスッキリした

もう脚はカチカチに固まり数分掛けて少しずつ動かしていく

いろいろなことを試みるが走れない

痛みは勿論あるが、動かしたくても動かない感じだ

速く歩いているつもりだが、おそらく通常歩行より遅いだろう

やばいこのままでは時間内完走が危ういがどうしようもない




しばらく歩を進めるがさらにスピードは落ちる一方


はっそうだ!あれを使おう!

ふくらはぎに着けるコンプレッション カーフスリーブだ


bicks_r2v2_3[1]

経験上圧の変化で動き易くなるはずだ

座れそうなとこを見つけて装着する

脚が浮腫んできているので、着けずらいが何とかはけた


一歩踏み出してみる    いける!いけるぞ!!

さっきより早く歩けている

なんならちょっと走れるぞ



中城村 西原町 与那原町ときた


あれ?ここはどこだ?

どうやら道に迷ったみたいだ

ボーッとする頭で考えてみるがさっぱりわからない

前方に交番がみえた

迷子になったリュックを背負ったランニングおやじが交番で道を尋ねた


ありがとうお巡りさん


無事コースに戻り先を急ぐ

見えたエイドだ 佐敷330km



軽く補給を済ませ出発する

しかし眠い

足元がおぼつかないとはこのことか

歩きながら目を閉じ、たまにハッとする

もう一度どこかで仮眠をとろうか?

しかしあまり時間に余裕はない

一度寝た方が効率はいいはずだ寝場所を見つけたら寝よう



バス停があった少々寒そうだが、しょうがない眠いのだ

サバイバルシートにくるまり目覚ましを1時間後にセットする

寒くて何度も起きるが30分間横になれた

おかげで脚がガチガチに固まり動かない

少しずつ動かし可動域を広げていく


何とか歩けるようになった


坂道が続いている

国頭に比べると全然ましだが、身体にかなり堪える

だが時間もあまりない 出来うる限りの早歩きで坂道を進む



知念岬入り口を通過する

延々とアップダウンの連続だ



8時までに喜屋武岬まで行かないと完走が厳しくなってくる

ここまできてリタイヤは絶対嫌だ!!

もうこんなにきつい沖サバなんか絶対二度と出たくない!

だからこそなんとしても完走するんだ!!



しかしなにをどうやっても走れない

もう50kmくらい歩いている

手も浮腫み脚もパンパンになってきた



強烈な睡魔がまたやってきたダメだ

立ってられない 街路樹に足を掛け、5分くらい寝た

ガチガチになった脚を叩き鼓舞する

もうすぐで朝がくる急げ 本当に間に合わないぞ


少しずつ明るくなる  

ここはどこだ?本当に道はあっているのか?

ここで迷子はもうタイムアウト確実だ

やばい 走れ走れ!


10時間くらい走ることができなかった脚が走れてきた

????なぜ???

自分でもわからなかったが、この際どうでもいいとにかく先を急ごう



ついに喜屋武岬に続く交差点に着いた

時計に目をやる

大丈夫だこのままいけば8時までには間に合いそうだ


砂利道を通る 400km近く走った足裏には相当応える

しかもビブラムには余計に突き刺さる


7時50分なんとか喜屋武岬に着いた!


あとはここからゴール沖縄国際ユースホステルを目指すだけだ

もうゴールまで20km弱4時間あればいける


最後の力を使い果たしたのかもう走れない

走れないのならばできるだけ早く歩くんだ

骨盤を左右に捻り腕を振る

もうなりふり構っていられない



残り10kmちょっとになり前方や道路の反対側から手を振って

リタイヤした選手が応援に来てくれていた

なんて良い奴らなんだ 大きな力を貰った

何が何でもゴールしないと!

そこから一人の戦友がゴールまで伴走してくれた


疲労と眠気でずっと頭がボーとしている

自分は今何をやっているのか?

どこに向かっているのか?がたまにわからなくなる


彼に全てをゆだねた

もう自分の思考回路はゼロだ

沖縄本島一周サバイバルラン2018 けんけん堂

最後のエイドに着いたここからゴールまで約7km

止まるともう動けないのでそのままゴールに向かった


さっきよりも苦しい

気を抜けば意識がぶっ飛びそうだ

1km1km距離を刻むが長い遠くに見える街がなかなか近づかない

隣で献身的にサポートしてくれる戦友の為にもゴールしてお礼をいいたい


まだかまだか

心は既にもう折れている 只々ゴールを目指すだけ




はっ見えた!ゴールの目印の鳥居だ




大会スタッフが笑顔で手を振っている

ハイタッチをかわす

此処を曲がればゴールだ


選手、大会関係者、数十人の人たちが待っていてくれた


最後は戦友と手を握りみんなの待つゴールへ

彼は泣いてくれていた

涙はとられたが一緒にゴールできて嬉しかったよ 本当にありがとう


ピッ最後の計測を行った

記録71時間26分16秒 総合20位

ありがとうございました!


やった!!!全てを出し切った

足も皆が引くくらい腫れていた


初めての沖サバ想像以上に過酷で身体へのダメージも過去最大


レース後主催者の方にお礼をいい

もうでません!宣言もしてきた



3日ぶりにお風呂に入り、少し寝てからホテルに帰った

打ち上げがあるので、少し休もうと久しぶりにベッドに横になる

しかし気付けば夜だった

どうやら一瞬で寝たらしい

打ち上げにも行けず皆にあいさつもできなかった



また来年?いやもう出ないよ。。。今はそう思っている 今はね



◇宮古島 整体けんけん堂◇
○整体 60分 4,000円
○足つぼ 30分 3,000円
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島割 全コース1,000円引き
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