3年ぶりの地獄旅へ
2018年 71時間26分17秒 完走
2019年 193km安波にて自らリタイヤを宣言
2018年の初挑戦時はとにかく必死だった
こんなに苦しいことがあるのかと思うほど、心身共に限界をとうに過ぎていた
もう2度とこのレースに出たくないその一心で完走を果たした
2019年何を血迷ったのか前回完走者に与えられる優先エントリーという甘い言葉に騙され
2度目の完走へ臨んだ
大雨に遭い身体はボロボロ
まだまだやれると鼓舞する自分
もう嫌だと叫ぶ自分
前回完走したからこそ、これから先どれだけ辛いのかがわかる
そう思うと怖くなり、もう身体は動かなくなった
3年たった
あの頃からは少しでも強くなれたのだろうか?
確認してこようと思う
もう自ら逃げることはしたくない
沖縄本島1周サバイバルラン2022
11月18日㈮12時スタート
【お休みのお知らせ】
11月18日㈮~22日㈫までお休みします
◇宮古島 整体けんけん堂◇
○整体 60分 4,000円
○足つぼ 30分 3,000円
○整体+足つぼ 90分 6,000円
島割 出張費無料
マッサージではありませんが、全身スッキリ感があって気持ちいいですよ!!
営業時間 9:00~18:00
定休日 日曜日
ご予約はお早めに!
090-2828-6793(予約制)
2019年 193km安波にて自らリタイヤを宣言
2018年の初挑戦時はとにかく必死だった
こんなに苦しいことがあるのかと思うほど、心身共に限界をとうに過ぎていた
もう2度とこのレースに出たくないその一心で完走を果たした
2019年何を血迷ったのか前回完走者に与えられる優先エントリーという甘い言葉に騙され
2度目の完走へ臨んだ
大雨に遭い身体はボロボロ
まだまだやれると鼓舞する自分
もう嫌だと叫ぶ自分
前回完走したからこそ、これから先どれだけ辛いのかがわかる
そう思うと怖くなり、もう身体は動かなくなった
3年たった
あの頃からは少しでも強くなれたのだろうか?
確認してこようと思う
もう自ら逃げることはしたくない
沖縄本島1周サバイバルラン2022
11月18日㈮12時スタート
【お休みのお知らせ】
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○整体 60分 4,000円
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島割 出張費無料
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定休日 日曜日
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整体料改定のお知らせ
開業して10年が経ちました。
宮古在住者の方に対しては開業当初から変わらず同じ料金で行ってきました。
サービスの質、結果も当然ながら最初に比べるとかなり高くなってるのに、料金が上がらないのはおかしいのではないかとふと思いました。
というわけで少しだけ料金改定させて頂きます(8/1からになります)
⭕︎整体60分 ¥4000
⭕︎足つぼ30分 ¥3000
⭕︎整体と足つぼ ¥6000
出張費
⭕︎宮古在住者の方 無料
⭕︎上記以外の方1カ所につき ¥1000
11年目もよろしくお願いします。
◇宮古島 整体けんけん堂◇
○整体 60分 4,000円
○足つぼ 30分 3,000円
○整体+足つぼ 90分 6,000円
島割 出張費無料
マッサージではありませんが、全身スッキリ感があって気持ちいいですよ!!
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定休日 日曜日
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というわけで少しだけ料金改定させて頂きます(8/1からになります)
⭕︎整体60分 ¥4000
⭕︎足つぼ30分 ¥3000
⭕︎整体と足つぼ ¥6000
出張費
⭕︎宮古在住者の方 無料
⭕︎上記以外の方1カ所につき ¥1000
11年目もよろしくお願いします。
◇宮古島 整体けんけん堂◇
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島割 出張費無料
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定休日 日曜日
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③本州縦断 青森~下関1550kmフットレース2021(SPECIAL)
15日目
久しぶりのホテルなので、いつもより1時間遅く起きた
朝食を済ませ、早速出発する
少しの街中を走り抜け、川沿いの道を走って行く
お腹が空いたので、スーパーで弁当を2つ買い
足を揉んでから、また走り出した
ビブラムをまた切ったおかげで足の擦れはあまり気にならなくなった
今日は天気も良く走りやすい気候だ
段々と身体が毎日走ることに順応しかけている様に感じる
川沿いの道を走ること数時間
CP.24 998.3km 京都府福知山市
ついに走行距離は1000kmを越えた
身体はいつ壊れてもおかしくない状態だが
ここまで来ればもう自分の身体を信じるしかない
今度は別の川沿いを走る
緩やかなアップダウンがあるが、なんてことはない
走って歩いてを繰り返し、お腹が空いたら補給をする
脚が動かなくなってきたら、足を揉めば楽になる
きつい時でもどうすれば少しでもいい状態にむかえるのかが掴めてきた
薄暗くなり始めた時に着いた
CP.25 1015.5km 京都府、兵庫県境 兵庫県へ
いつだって県境を越えるのは気持ちがいい
今日はもう少しだけ進みたい
グーグルマップを見るともう少し行くと、いい野宿先がありそうだ
いつもの最後の数キロに苦しみながら
今夜の野宿先に着き、早めに床についた
16日目
出発の準備を1人ブツブツ言いながら整えた
早朝のゴーストタウンとかした、町を走る
空気が冷たく気持ちがいい
もう強烈な寒さはあまり感じ無くなってきた
走り出しすぐに暑くなったので上着を脱いだ
昨日は睡眠時間を長くとったので、足取りが軽く感じた
やはり身体の回復には寝るのが一番必要な気がする
快調に走る
細かなアップダウンが続いていく
やがて離れた所にカメラを構えたおじさんがいた
特に気にしていなかったが、こちらに向かって手を振っている 父だった
母と一緒に車で3時間かけて、息子を応援しに来てくれた
差し入れもいっぱい頂き、短い時間だったが、わざわざありがとう
元気な姿を見せれてよかった
お小遣いを頂いたので、お昼に但馬牛のステーキを食べることが出来た 重ねてありがとう
CP.26 1060.2km 兵庫県香美町
長い坂を上り、トンネルを通り、長い坂を下るを何度も繰り返す
このレース1番の長い長い坂を上り、長いトンネルを走っていると
前方にいつも元気いっぱいなアナンさんが手を振っていた
イベント終わりに忙しい中、ヨウスケさんと応援に駆けつけてくれた
美味しそうな補給食と有り余る元気をいっぱい頂きました

ありがとうございました
アナンさんの会社
株式会社cosmic HEMP on the earth様には
今回のレースにチャレンジするのに辺りスポンサーになって頂きました
本当にありがとうございました
元気をたくさん貰い
今度は長い長い下り坂を一気に走り抜ける
我慢できないので、貰ったばかりの補給食を歩きながら食べた 美味しい
あいかわらずのアップダウンを繰り返し、川沿いの道を走り続けた
日が暮れる前に着いた 蒲生トンネル
CP.27 1084.1km 兵庫、鳥取県境 鳥取県へ
後10km程で、今日の目的地、道の駅 きなんせ岩美がある
すぐに真っ暗になり
外灯の少ない田舎道を進む
まだかまだかと現在位置を度々確認しながら、いつもの如く
最後の1km1kmが辛さを伴い長く感じる
やっと着いた!
しかもこの道の駅コンビニも併設されている 最高じゃないか!
もちろん大盛弁当2個とパンを買い、お腹いっぱいで眠ることが出来た
17日目
残るは3県
鳥取、島根、山口だ
やっとゴールが近くなってきた気がする
とは言えまだ500km近くあるが
今夜の目的地は決まっている、アイアムカフェだ!
宮古島でお世話になった友人が経営するカフェに泊めて貰えることになった
ありがたやー
走り始めていきなり道を間違え後戻り、迂回路を進みやっと戻れた
少し進み道路に砂が増えてきた
右手に海が見えた
着いたよCP.1105.3km 鳥取砂丘会館前

鳥取市内に入り、お腹が空いたので
なか卯で大盛カツ丼を食べた
しばらく街中を走り、また海沿いの道に出た
今日はなんだか身体が重く、一向に調子が上がらないが進み続けるしかない
段々と歩く時間も長くなってきた
いい所にバス停があったので、脚を上げ横になる あ~辛い
ここまで来て、楽な選手なんかいない
みんな頑張ってるんだ!よし!頑張ろう!
それにアイアムカフェが待っている
少し気持ちを持ち直し、走り出す
「行ける 行ける まだまだ行ける」を1人ブツブツ言いながら、進み続けた
見えた!遠くからでもわかる派手な建物が
鳥取県湯梨浜町にある アイアムカフェだ
何とも大胆な名前だこと

早速美味しいコーヒーを入れてくれて、ケーキまで御馳走になった
その後近くの温泉に連れて行ってくれて、
久しぶりのビールを頂き、美味しい海鮮料理も振舞ってくれた

おまけにマッサージまでしてもらい、まさに至れり尽くせりとはこのことだろう
フカフカのベッドにて秒で寝てしまった
18日目
熟睡出来た
欲をいえば、もっともっと寝ていたいが行かねば 下関に
朝食を頂き、十分過ぎる時間を過ごさせて頂きました
本当にありがとうございました
また来ます もちろん車で
たっぷり休んだ分、足取りも軽い
今夜も友にお世話になる
沢山の人たちに支えられてここまで来れた
何が何でもゴールしなくては!
今日の目的地は鳥取、島根の県境
よし行こう!
快調に走り続けた
遠くに大山の雄大な山がそびえ立つ
人間の身体は不思議だ
いつの間にか腫れて痛かった膝も伸ばすことが出来なかった太腿も
気付いたら治っていた
身体がどんどん変化していってるのが感じられる
ただ1週間前より身体の痛みは楽になったが、蓄積疲労が日ごとに溜まっている
だが今日はいい感じだ
潰れる事無く進み続けている アイアムカフェマジックだ
あんなに遠くに見えた大山が近くに見える様になってきた
大山町を抜け今日の目的地米子市へ入った
街中を走っていると、
ゼッケンを見た小学生が「がんばってください!」と声をかけてくれた
ありがとう その一声でもっと頑張れるよ
お腹が空いているが、今夜の御馳走の為に我慢し、先を急ぐ
やった見えた県境だ
CP.29 1205.1km 鳥取、島根県境
近くのコンビニで友に拾ってもらった
わざわざ遠くまでありがとう
とってもらったホテルに入り、時間がないのでシャワーを済ませてから
予約してくれた寿司屋へ
どれも全てが美味しかった

また来たいから、よろしく
御馳走様でした
ホテルに戻り、温泉に浸かって心身共に溢れるほど満たされた
19日目
ベッドは何て気持ちがいいんだろう
いつも当たり前に寝てたことがこんなにありがたいなんて
このレースがいつもの日常の有難さを教えてくれた
昨日拾ってもらったコンビニまで送ってもらう
何から何までありがとう お世話になりました
ここからは新潟の次に長い島根県が始まる
今日も友達に会える予定だ
それだけで脚が軽くなり、気持ちも楽になる
快調に走り安来を抜け、松江に入った
お腹が空いたので、コンビニに入り、
お弁当を持ってレジに並んでいると、

笑顔で誰かが手を振っている ん??なんだ?
いやいやこんなとこで

差し入れも沢山頂いた 本当にありがとう
CP.30 1231.3km 島根県松江市
その後、しばらく走り、宍道湖のほとりで

2人に会えて島根が宮古島かと思ったよ
忙しい中時間作ってくれてありがとう 元気をたくさんもらったよ
今度はぜひ遊びに行かしておくれ もちろん車で
宍道湖を過ぎ、出雲市へ入った
気付いたらまた少しコースをロストしてしまった
疲労が溜まっているせいか、判断力が落ちている気がした
雨が降り出したが、気温も低くないので問題はない
むしろ気持ちいいくらいだ
町を過ぎ、次第に山道に入って行く
段々と夜に近づき、薄暗くなってきた所でついに見つけた!

鳥肌がたった
あるかどうかもわからなかった下関がついに姿を現した瞬間だった
後少しだ!頑張れ自分の身体!持ち堪えてくれ!
暗闇の中ヘッドライトの明かりで進む
ランニングをしているランナーが軽やかに抜かしていく
あ~その軽さが欲しい
もう身体の軽さを忘れてしまったよ
痛くて、重いのが普通だから
長い坂道を上った所にあった
今日の寝床 道の駅 キララ多岐
お腹が空いていたが、食べ物はないので
水分だけとり、眠った
あと少しだ いよいよゴールが見えてきた
20日目
よし行くぞ!
もう身体が痛い辛いとかの迷いはない
前に行くしか選択肢はない
しばらく走っていると、女性の方が話しかけてくれた
アイアムカフェのマスターの友達でレースの事を聞き、応援にかけつけてくれた
こんな朝早くに待っててくれて、差し入れも頂き、ありがとうございました
そして衝撃の話を聞いた。。。
圧倒的な強さでこのレースを制した林原選手がどうやら下関からこちらに向かって走って来てるらしい
えっ!嘘だろ。。。と思った
だってそうだろう??
しかも昨日島根に入ったらしい
もしかして会える。。。嘘だろ。。。
元気と衝撃を沢山もらい走り出す
頭が混乱しているうちに着いた
CP.31 1297.3km 島根県大田市
やがてアップダウンの続く道に入る
そしてこのレース中2度目のFM宮古社長のラジオに生電話出演をした
楽しい時間をありがとうございました
1時間後。。。前方に。。。本当にいた。。。嘘だろ???
け「どこまで行くんですか?」
バ「青森まで」
???ゼッケンを見せてくれた 下関~青森
まさかまさかのリバースルート
衝撃の言葉に膝から崩れ落ちそうになったが、なんとか持ち堪えた

尊敬と頑張って下さいとしか言えず、握手をしてお互いの健闘を称え合った

またアップダウンが続きトンネルに入り町を過ぎ、またアップダウンの繰り返しが続く
今日はいくつのトンネルをくぐったのだろうか
少しづつ建物が増えてきた先にあった
CP.32 1335.6km 島根県江津市
今日はもう一つ先の浜田市まで行きたい
今日頑張れば明日は最後の山口県に入れるからだ
夜になり、辛い時間帯になったが進み続けた
脚痛い~
辛い~
そして毎日恒例の最後の数キロに苦しみながら、着いた浜田市
いい感じの野宿先もあり、すぐに寝ることが出来た
21日目
朝の空気が心地いい
足をしっかり揉み出発する
コンビニでパンとコーヒーを買い、眠気を覚まし、走り出す
さすがに3週間も走っていると考える事もなくなり、
気づけば2~3時間経っていたなんてことが度々起こっていた
もちろんそれは調子がいい時に限るが
今日も同じ様な道が続く
島根のアップダウンの多さには滅入るが、ゴールが近づいて来ている嬉しさからなのか
気持ちが持っている感じがする
これが序盤にあればもっと苦しんでいたに違いない
お昼過ぎに着いた
CP.33 1395.7km 島根県益田市
いよいよここから山口県を目指す
苦しみながら走っていると、前方から大きな声で呼んでくれている
すぐにわかった
このレースを2位でゴールした倉井選手が家族と共にスペシャルエイドを準備してくれていた
コンビニ食に飽きてきた所に染み渡る、美味しい食事を沢山頂いた
同じ苦しみを味わった仲間に応援してもらえる程嬉しいことはない

自分も他の選手の応援に回れるくらい強くなりたいなと思った
それにゴールした選手はすごくいい顔をしている
やりきった やり抜いた カッコいい顔だ
それを見るだけでもヤル気がみなぎってくる
沢山の元気と怪しいステッカーを頂いた
本当にありがとう
きれいな川沿いの道を進む
やがて日も暮れ
夜になり、真っ暗な道を進む
山道に入り、イノシシに会い、タヌキも見かけた
坂道を早歩きで上っていく
もうすぐ もうすぐ もうすぐで最後の山口県に入る
その思いが足取りを軽くさせる
眼下に広がる津和野町の町の明かりが幻想的に見える
一台の車がクラクションを鳴らした
あっ!うっそ!
こんな夜中の山の中に友達が応援に来てくれた
お土産もいっぱい貰って、お腹が空いていたのでほんと助かった

ありがとう これで今日は最後まで頑張れるよ
くねくねした道を進み
最後の坂道を上り切ると見えた 野坂トンネル
CP.34 1433.9km 島根、山口県境
ついに最後の地 山口県へ入った!!
今日はトンネルを出て、
すぐの道の駅 願成就温泉でこのレース最後の野宿をした
ここからゴールまでの120km弱を明日は寝ずに一気にいく
超ロングラストスパートだ
最後まで余力は残さないよ
だってウルトラランナーだからね
22日目23日目
4時半に目覚め最後の闘いへ向けて準備を整え、出発する
もう気合を入れる必要はない
身体中からすでに溢れ出ているからね
山中の田んぼ道を走る
走り出してわりとすぐにあったコンビニに入り、
お腹が空いていたのでガッツリ朝食を食べた
軽いアップダウンが続く
そしてついに!

下関まで99km
ついについに残り2桁になった!
残りあと僅か 行くぞー!
山中を進む
思ったより坂道は少なく走りやすい
少し休憩しようと思い道の駅で休み
また走り出した
やがて雨が降り出した
段々と雨は強くなり、もうびしょ濡れになった
風も強く寒いので止まる訳には行かない
危険個所を迂回する為山道に入った
砂利道の激坂を下っていく
ここは夜中に通りたくない区間だ
しばらく山道を下って行くと、狭い道を前方から車が来た
草むらに入り、道を譲るが、なぜか行かない
ん なんで行かないんだ??
助手席に乗っている子供?が手を振っている コニ(娘)?
えっ???
車に乗っている三人の顔が目に入った
え?うちの家族だけど?ここは宮古じゃないよね??
妻から矢継ぎ早に質問がくる
お昼ご飯食べた?
今日はホテルどうするの?
帰りの飛行機はとった?

いやいやこちらはそれどころじゃない
まず脳が混乱しているし、びしょ濡れだ
とりえず雨もひどいから山道を下りた、山口市で会うことに
雨は弱まることなく、降り続けている
気持ちを整理し、山道を下って行く
やっと国道に戻り、山口市内を大雨の中走って行く
近くのラーメン屋で家族と落ち合い
まさかの山口で3週間ぶりに家族が揃った
ここからゴールまでサポートしてくれることになり、
野宿道具や使わないものを預かってもらった
2kg以上は軽くなり、走ってみるとこんなに身体が楽なのかと驚くほどだった
もしかして今日中にゴールしちゃうんじゃないかと思ったが、
10分後勘違いだとすぐに気づく
でも楽なのは変わりない
大雨の中走り続けた
雨は降ったり止んだりを繰り返し
CP.35 1489.5km 山口県山口市
ラスト60km!
夜になり、暗い道を走る
お弁当を買って来てもらい、家族みんなで車の中で食べ
次は下関で会うことを約束し
3人は今晩のホテルがある下関に車で向かった
ここからは一人の辛い時間帯が続く
宇部市に入り、いくつかの山を越えて
最後のCP.36 1511.5kmに到着した
もう残りフルマラソン1本分もない
気付けばコースを大きくロストしていて
1km程全く違う方向に行っていた
やはり疲労が溜まり切っているみたいだ
コースに戻り、走り出す
時折強烈な睡魔が襲ってくる
その度に眠れはしないが5分程バス停で目をつぶり横になる
それだけで大分スッキリする
沖サバ走法がここに来て役立った
左手に海が見え、北九州の街明かりが見える
そしてついに下関に入った 残り20km
早朝にトラックがバンバン走る、バイパス道路を走り、
遠くに見える下関の街を目指した
夜が明け、眠気覚ましにコンビニでコーヒーを買い先を急ぐ
段々と気温が上がり蒸し暑くなってきた
眠気と疲労で頭がぼーっとする
海沿いを走り、下関と北九州を繋ぐ関門橋が見えてきた
朝早くから軽快に走るランナーが羨ましい
こっちはボロボロなんだから
長い長い海沿いを走っていく たった残り数キロなのに苦しくて辛い
家族が車で、駆けつけてくれて
最後の2~3kmは子供たちと一緒に走った
本当にこの長かったレースがもうすぐ終わるのか
信じられなかったが、確実にゴールは目の前に迫ってきた
下関駅に通じる最後の歩道橋を上り、
ずっとずっと目指してきた『下関駅』があった
最後は子供たちと手をとり、友人が作ってくれたゴールテープを切った
ゴールを出迎えてくれるなんて、考えたこともなかった ありがとう
いろんな感情が混じり、内から溢れ出るものを抑えることは出来なかった
こうして1550kmの長い長いレースが終わった
記録 21日21時間30分 10位

人に支えられ、助けられの21日間でした
こんなにもたくさんの人の優しさを感じることが出来て
とても幸せであり、こんなに苦しんだ21日間はありませんでした
最高の経験をさせて頂きありがとうございました

でももう出ないよ絶対
いや出ないよ
出ないよ 今はそう思ってる 今はね
大会に関わって頂いた全ての皆様本当にありがとうございました
最後に13名の共に苦しみ闘った仲間達(変態達)ありがとう
R9完 舞鶴~下関
◇宮古島 整体けんけん堂◇
○整体 60分 4,000円
○足つぼ 30分 3,000円
○整体+足つぼ 90分 6,000円
島割 全コース1,000円引き
出張費無料!!!
マッサージではありませんが、全身スッキリ感があって気持ちいいですよ!!
営業時間 9:00~18:00
定休日 日曜日
ご予約はお早めに!
090-2828-6793(予約制)
久しぶりのホテルなので、いつもより1時間遅く起きた
朝食を済ませ、早速出発する
少しの街中を走り抜け、川沿いの道を走って行く
お腹が空いたので、スーパーで弁当を2つ買い
足を揉んでから、また走り出した
ビブラムをまた切ったおかげで足の擦れはあまり気にならなくなった
今日は天気も良く走りやすい気候だ
段々と身体が毎日走ることに順応しかけている様に感じる
川沿いの道を走ること数時間
CP.24 998.3km 京都府福知山市
ついに走行距離は1000kmを越えた
身体はいつ壊れてもおかしくない状態だが
ここまで来ればもう自分の身体を信じるしかない
今度は別の川沿いを走る
緩やかなアップダウンがあるが、なんてことはない
走って歩いてを繰り返し、お腹が空いたら補給をする
脚が動かなくなってきたら、足を揉めば楽になる
きつい時でもどうすれば少しでもいい状態にむかえるのかが掴めてきた
薄暗くなり始めた時に着いた
CP.25 1015.5km 京都府、兵庫県境 兵庫県へ
いつだって県境を越えるのは気持ちがいい
今日はもう少しだけ進みたい
グーグルマップを見るともう少し行くと、いい野宿先がありそうだ
いつもの最後の数キロに苦しみながら
今夜の野宿先に着き、早めに床についた
16日目
出発の準備を1人ブツブツ言いながら整えた
早朝のゴーストタウンとかした、町を走る
空気が冷たく気持ちがいい
もう強烈な寒さはあまり感じ無くなってきた
走り出しすぐに暑くなったので上着を脱いだ
昨日は睡眠時間を長くとったので、足取りが軽く感じた
やはり身体の回復には寝るのが一番必要な気がする
快調に走る
細かなアップダウンが続いていく
やがて離れた所にカメラを構えたおじさんがいた
特に気にしていなかったが、こちらに向かって手を振っている 父だった
母と一緒に車で3時間かけて、息子を応援しに来てくれた
差し入れもいっぱい頂き、短い時間だったが、わざわざありがとう
元気な姿を見せれてよかった
お小遣いを頂いたので、お昼に但馬牛のステーキを食べることが出来た 重ねてありがとう
CP.26 1060.2km 兵庫県香美町
長い坂を上り、トンネルを通り、長い坂を下るを何度も繰り返す
このレース1番の長い長い坂を上り、長いトンネルを走っていると
前方にいつも元気いっぱいなアナンさんが手を振っていた
イベント終わりに忙しい中、ヨウスケさんと応援に駆けつけてくれた
美味しそうな補給食と有り余る元気をいっぱい頂きました

ありがとうございました
アナンさんの会社
株式会社cosmic HEMP on the earth様には
今回のレースにチャレンジするのに辺りスポンサーになって頂きました
本当にありがとうございました
元気をたくさん貰い
今度は長い長い下り坂を一気に走り抜ける
我慢できないので、貰ったばかりの補給食を歩きながら食べた 美味しい
あいかわらずのアップダウンを繰り返し、川沿いの道を走り続けた
日が暮れる前に着いた 蒲生トンネル
CP.27 1084.1km 兵庫、鳥取県境 鳥取県へ
後10km程で、今日の目的地、道の駅 きなんせ岩美がある
すぐに真っ暗になり
外灯の少ない田舎道を進む
まだかまだかと現在位置を度々確認しながら、いつもの如く
最後の1km1kmが辛さを伴い長く感じる
やっと着いた!
しかもこの道の駅コンビニも併設されている 最高じゃないか!
もちろん大盛弁当2個とパンを買い、お腹いっぱいで眠ることが出来た
17日目
残るは3県
鳥取、島根、山口だ
やっとゴールが近くなってきた気がする
とは言えまだ500km近くあるが
今夜の目的地は決まっている、アイアムカフェだ!
宮古島でお世話になった友人が経営するカフェに泊めて貰えることになった
ありがたやー
走り始めていきなり道を間違え後戻り、迂回路を進みやっと戻れた
少し進み道路に砂が増えてきた
右手に海が見えた
着いたよCP.1105.3km 鳥取砂丘会館前

鳥取市内に入り、お腹が空いたので
なか卯で大盛カツ丼を食べた
しばらく街中を走り、また海沿いの道に出た
今日はなんだか身体が重く、一向に調子が上がらないが進み続けるしかない
段々と歩く時間も長くなってきた
いい所にバス停があったので、脚を上げ横になる あ~辛い
ここまで来て、楽な選手なんかいない
みんな頑張ってるんだ!よし!頑張ろう!
それにアイアムカフェが待っている
少し気持ちを持ち直し、走り出す
「行ける 行ける まだまだ行ける」を1人ブツブツ言いながら、進み続けた
見えた!遠くからでもわかる派手な建物が
鳥取県湯梨浜町にある アイアムカフェだ
何とも大胆な名前だこと

早速美味しいコーヒーを入れてくれて、ケーキまで御馳走になった
その後近くの温泉に連れて行ってくれて、
久しぶりのビールを頂き、美味しい海鮮料理も振舞ってくれた

おまけにマッサージまでしてもらい、まさに至れり尽くせりとはこのことだろう
フカフカのベッドにて秒で寝てしまった
18日目
熟睡出来た
欲をいえば、もっともっと寝ていたいが行かねば 下関に
朝食を頂き、十分過ぎる時間を過ごさせて頂きました
本当にありがとうございました
また来ます もちろん車で
たっぷり休んだ分、足取りも軽い
今夜も友にお世話になる
沢山の人たちに支えられてここまで来れた
何が何でもゴールしなくては!
今日の目的地は鳥取、島根の県境
よし行こう!
快調に走り続けた
遠くに大山の雄大な山がそびえ立つ
人間の身体は不思議だ
いつの間にか腫れて痛かった膝も伸ばすことが出来なかった太腿も
気付いたら治っていた
身体がどんどん変化していってるのが感じられる
ただ1週間前より身体の痛みは楽になったが、蓄積疲労が日ごとに溜まっている
だが今日はいい感じだ
潰れる事無く進み続けている アイアムカフェマジックだ
あんなに遠くに見えた大山が近くに見える様になってきた
大山町を抜け今日の目的地米子市へ入った
街中を走っていると、
ゼッケンを見た小学生が「がんばってください!」と声をかけてくれた
ありがとう その一声でもっと頑張れるよ
お腹が空いているが、今夜の御馳走の為に我慢し、先を急ぐ
やった見えた県境だ
CP.29 1205.1km 鳥取、島根県境
近くのコンビニで友に拾ってもらった
わざわざ遠くまでありがとう
とってもらったホテルに入り、時間がないのでシャワーを済ませてから
予約してくれた寿司屋へ
どれも全てが美味しかった

また来たいから、よろしく
御馳走様でした
ホテルに戻り、温泉に浸かって心身共に溢れるほど満たされた
19日目
ベッドは何て気持ちがいいんだろう
いつも当たり前に寝てたことがこんなにありがたいなんて
このレースがいつもの日常の有難さを教えてくれた
昨日拾ってもらったコンビニまで送ってもらう
何から何までありがとう お世話になりました
ここからは新潟の次に長い島根県が始まる
今日も友達に会える予定だ
それだけで脚が軽くなり、気持ちも楽になる
快調に走り安来を抜け、松江に入った
お腹が空いたので、コンビニに入り、
お弁当を持ってレジに並んでいると、

笑顔で誰かが手を振っている ん??なんだ?
いやいやこんなとこで

差し入れも沢山頂いた 本当にありがとう
CP.30 1231.3km 島根県松江市
その後、しばらく走り、宍道湖のほとりで

2人に会えて島根が宮古島かと思ったよ
忙しい中時間作ってくれてありがとう 元気をたくさんもらったよ
今度はぜひ遊びに行かしておくれ もちろん車で
宍道湖を過ぎ、出雲市へ入った
気付いたらまた少しコースをロストしてしまった
疲労が溜まっているせいか、判断力が落ちている気がした
雨が降り出したが、気温も低くないので問題はない
むしろ気持ちいいくらいだ
町を過ぎ、次第に山道に入って行く
段々と夜に近づき、薄暗くなってきた所でついに見つけた!

鳥肌がたった
あるかどうかもわからなかった下関がついに姿を現した瞬間だった
後少しだ!頑張れ自分の身体!持ち堪えてくれ!
暗闇の中ヘッドライトの明かりで進む
ランニングをしているランナーが軽やかに抜かしていく
あ~その軽さが欲しい
もう身体の軽さを忘れてしまったよ
痛くて、重いのが普通だから
長い坂道を上った所にあった
今日の寝床 道の駅 キララ多岐
お腹が空いていたが、食べ物はないので
水分だけとり、眠った
あと少しだ いよいよゴールが見えてきた
20日目
よし行くぞ!
もう身体が痛い辛いとかの迷いはない
前に行くしか選択肢はない
しばらく走っていると、女性の方が話しかけてくれた
アイアムカフェのマスターの友達でレースの事を聞き、応援にかけつけてくれた
こんな朝早くに待っててくれて、差し入れも頂き、ありがとうございました
そして衝撃の話を聞いた。。。
圧倒的な強さでこのレースを制した林原選手がどうやら下関からこちらに向かって走って来てるらしい
えっ!嘘だろ。。。と思った
だってそうだろう??
しかも昨日島根に入ったらしい
もしかして会える。。。嘘だろ。。。
元気と衝撃を沢山もらい走り出す
頭が混乱しているうちに着いた
CP.31 1297.3km 島根県大田市
やがてアップダウンの続く道に入る
そしてこのレース中2度目のFM宮古社長のラジオに生電話出演をした
楽しい時間をありがとうございました
1時間後。。。前方に。。。本当にいた。。。嘘だろ???
け「どこまで行くんですか?」
バ「青森まで」
???ゼッケンを見せてくれた 下関~青森
まさかまさかのリバースルート
衝撃の言葉に膝から崩れ落ちそうになったが、なんとか持ち堪えた

尊敬と頑張って下さいとしか言えず、握手をしてお互いの健闘を称え合った

またアップダウンが続きトンネルに入り町を過ぎ、またアップダウンの繰り返しが続く
今日はいくつのトンネルをくぐったのだろうか
少しづつ建物が増えてきた先にあった
CP.32 1335.6km 島根県江津市
今日はもう一つ先の浜田市まで行きたい
今日頑張れば明日は最後の山口県に入れるからだ
夜になり、辛い時間帯になったが進み続けた
脚痛い~
辛い~
そして毎日恒例の最後の数キロに苦しみながら、着いた浜田市
いい感じの野宿先もあり、すぐに寝ることが出来た
21日目
朝の空気が心地いい
足をしっかり揉み出発する
コンビニでパンとコーヒーを買い、眠気を覚まし、走り出す
さすがに3週間も走っていると考える事もなくなり、
気づけば2~3時間経っていたなんてことが度々起こっていた
もちろんそれは調子がいい時に限るが
今日も同じ様な道が続く
島根のアップダウンの多さには滅入るが、ゴールが近づいて来ている嬉しさからなのか
気持ちが持っている感じがする
これが序盤にあればもっと苦しんでいたに違いない
お昼過ぎに着いた
CP.33 1395.7km 島根県益田市
いよいよここから山口県を目指す
苦しみながら走っていると、前方から大きな声で呼んでくれている
すぐにわかった
このレースを2位でゴールした倉井選手が家族と共にスペシャルエイドを準備してくれていた
コンビニ食に飽きてきた所に染み渡る、美味しい食事を沢山頂いた
同じ苦しみを味わった仲間に応援してもらえる程嬉しいことはない

自分も他の選手の応援に回れるくらい強くなりたいなと思った
それにゴールした選手はすごくいい顔をしている
やりきった やり抜いた カッコいい顔だ
それを見るだけでもヤル気がみなぎってくる
沢山の元気と怪しいステッカーを頂いた
本当にありがとう
きれいな川沿いの道を進む
やがて日も暮れ
夜になり、真っ暗な道を進む
山道に入り、イノシシに会い、タヌキも見かけた
坂道を早歩きで上っていく
もうすぐ もうすぐ もうすぐで最後の山口県に入る
その思いが足取りを軽くさせる
眼下に広がる津和野町の町の明かりが幻想的に見える
一台の車がクラクションを鳴らした
あっ!うっそ!
こんな夜中の山の中に友達が応援に来てくれた
お土産もいっぱい貰って、お腹が空いていたのでほんと助かった

ありがとう これで今日は最後まで頑張れるよ
くねくねした道を進み
最後の坂道を上り切ると見えた 野坂トンネル
CP.34 1433.9km 島根、山口県境
ついに最後の地 山口県へ入った!!
今日はトンネルを出て、
すぐの道の駅 願成就温泉でこのレース最後の野宿をした
ここからゴールまでの120km弱を明日は寝ずに一気にいく
超ロングラストスパートだ
最後まで余力は残さないよ
だってウルトラランナーだからね
22日目23日目
4時半に目覚め最後の闘いへ向けて準備を整え、出発する
もう気合を入れる必要はない
身体中からすでに溢れ出ているからね
山中の田んぼ道を走る
走り出してわりとすぐにあったコンビニに入り、
お腹が空いていたのでガッツリ朝食を食べた
軽いアップダウンが続く
そしてついに!

下関まで99km
ついについに残り2桁になった!
残りあと僅か 行くぞー!
山中を進む
思ったより坂道は少なく走りやすい
少し休憩しようと思い道の駅で休み
また走り出した
やがて雨が降り出した
段々と雨は強くなり、もうびしょ濡れになった
風も強く寒いので止まる訳には行かない
危険個所を迂回する為山道に入った
砂利道の激坂を下っていく
ここは夜中に通りたくない区間だ
しばらく山道を下って行くと、狭い道を前方から車が来た
草むらに入り、道を譲るが、なぜか行かない
ん なんで行かないんだ??
助手席に乗っている子供?が手を振っている コニ(娘)?
えっ???
車に乗っている三人の顔が目に入った
え?うちの家族だけど?ここは宮古じゃないよね??
妻から矢継ぎ早に質問がくる
お昼ご飯食べた?
今日はホテルどうするの?
帰りの飛行機はとった?

いやいやこちらはそれどころじゃない
まず脳が混乱しているし、びしょ濡れだ
とりえず雨もひどいから山道を下りた、山口市で会うことに
雨は弱まることなく、降り続けている
気持ちを整理し、山道を下って行く
やっと国道に戻り、山口市内を大雨の中走って行く
近くのラーメン屋で家族と落ち合い
まさかの山口で3週間ぶりに家族が揃った
ここからゴールまでサポートしてくれることになり、
野宿道具や使わないものを預かってもらった
2kg以上は軽くなり、走ってみるとこんなに身体が楽なのかと驚くほどだった
もしかして今日中にゴールしちゃうんじゃないかと思ったが、
10分後勘違いだとすぐに気づく
でも楽なのは変わりない
大雨の中走り続けた
雨は降ったり止んだりを繰り返し
CP.35 1489.5km 山口県山口市
ラスト60km!
夜になり、暗い道を走る
お弁当を買って来てもらい、家族みんなで車の中で食べ
次は下関で会うことを約束し
3人は今晩のホテルがある下関に車で向かった
ここからは一人の辛い時間帯が続く
宇部市に入り、いくつかの山を越えて
最後のCP.36 1511.5kmに到着した
もう残りフルマラソン1本分もない
気付けばコースを大きくロストしていて
1km程全く違う方向に行っていた
やはり疲労が溜まり切っているみたいだ
コースに戻り、走り出す
時折強烈な睡魔が襲ってくる
その度に眠れはしないが5分程バス停で目をつぶり横になる
それだけで大分スッキリする
沖サバ走法がここに来て役立った
左手に海が見え、北九州の街明かりが見える
そしてついに下関に入った 残り20km
早朝にトラックがバンバン走る、バイパス道路を走り、
遠くに見える下関の街を目指した
夜が明け、眠気覚ましにコンビニでコーヒーを買い先を急ぐ
段々と気温が上がり蒸し暑くなってきた
眠気と疲労で頭がぼーっとする
海沿いを走り、下関と北九州を繋ぐ関門橋が見えてきた
朝早くから軽快に走るランナーが羨ましい
こっちはボロボロなんだから
長い長い海沿いを走っていく たった残り数キロなのに苦しくて辛い
家族が車で、駆けつけてくれて
最後の2~3kmは子供たちと一緒に走った
本当にこの長かったレースがもうすぐ終わるのか
信じられなかったが、確実にゴールは目の前に迫ってきた
下関駅に通じる最後の歩道橋を上り、
ずっとずっと目指してきた『下関駅』があった
最後は子供たちと手をとり、友人が作ってくれたゴールテープを切った
ゴールを出迎えてくれるなんて、考えたこともなかった ありがとう
いろんな感情が混じり、内から溢れ出るものを抑えることは出来なかった
こうして1550kmの長い長いレースが終わった
記録 21日21時間30分 10位

人に支えられ、助けられの21日間でした
こんなにもたくさんの人の優しさを感じることが出来て
とても幸せであり、こんなに苦しんだ21日間はありませんでした
最高の経験をさせて頂きありがとうございました

でももう出ないよ絶対
いや出ないよ
出ないよ 今はそう思ってる 今はね
大会に関わって頂いた全ての皆様本当にありがとうございました
最後に13名の共に苦しみ闘った仲間達(変態達)ありがとう
R9完 舞鶴~下関
◇宮古島 整体けんけん堂◇
○整体 60分 4,000円
○足つぼ 30分 3,000円
○整体+足つぼ 90分 6,000円
島割 全コース1,000円引き
出張費無料!!!
マッサージではありませんが、全身スッキリ感があって気持ちいいですよ!!
営業時間 9:00~18:00
定休日 日曜日
ご予約はお早めに!
090-2828-6793(予約制)
②本州縦断 青森~下関1550kmフットレース2021(SPECIAL)
7日目
6日ぶりの布団は心身共にいい休息を与えてくれた
もちろん脚は痛いが
足が擦れるとこは靴を切り、少しでも負担を減らす
右の踵はどうやら落ち着いたようで、痛みもあまりない
ただ両膝は少し腫れている
早朝の新潟駅前を走り出す
コンビニでパンとコーヒーを買い
歩きながら食べていく
毎日もう走れないんじゃないかと思うが、結局また走れてしまう
ただもう長い距離は走れないので、こまめに走り歩きを繰り返す
しばらく街中を走り次第に視界から建物が消えていく
遠くに山がいくつも見え今日は今見える山の向こう側に行かないといけない
1週間日差しを浴びた唇は深い切込みが入り
何かを食べる度に切れていく
リップを買うためコンビニに入る時に
女性の方に「頑張って下さい 何の大会か知らないけど」と応援を頂いた
その一言でも十分嬉しかったです
やがて遠くにのぼり旗が見えた
なんだろうと見ると『笹団子』の文字が
迷わずお店に入り2個購入
大変美味しかった
10個は余裕で食べれただろう
今日は天気もよく暑いくらい
疲れてきた所に道の駅を発見
足湯があったので、頑張っている脚に休息を取って頂いた
歩道があまりない道を進む
橋を渡り、少し行くと
美味しそうな魚の市場通りを通過する
どうしようか迷ったが若者が多く爽やかだったので、素通りしていく
休憩の度に足を揉み、少しでも疲れをとっていく
段々と浮腫んできたので、ワラーチに履き替え走り出す
今日の目的地の道の駅に着いたが、もう少し先に行けそうだったので、
後少しだけでも先に進もうと決めた
小雨が降り出したが、もう少しだけもう少しだけと距離を稼いでいく
次にあったバス停で今日は寝ようと決めて
早めには床に就いた
8日目
もう立ち上がるのも一苦労
立った所で身体は安定しないが、行くしか道はない
昨夜から何も食べておらず
空腹だが周りは何もない
どこかにあるコンビニ目指して歩きだす
長い長い坂道を上る
下りと平坦な道はなるべく走りながら進んで行く
あった命のコンビニ
大盛弁当を食べ、少しの休憩をいれ
また走り出す
今日はわざわざ遠くから友達が会いに来てくれる
それだけで今日1日の頑張れる目的が出来た
CP11 521.7km 新潟県柏崎市
毎日潰れては復活しての繰り返しだ
きつくなってくるとそのまま行かず
少し休憩を入れた方が効率がいいかなと思った
雨が降り始めてきた
次第に雨脚は強くなり
びしょ濡れになる
止まれば寒くなるので、進み続けるしかない
腫れた足が冷やされ気持ちがいい
天然のアイシングである
大雨の中、こちらに向けて手を振ってくれている親子
こんな雨の中遠くまでありがとう
このレースで初めて出会う友だ
差し入れも頂き
少しの間だが、話も出来た

今度はゆっくり会いたいものだ ありがとう嬉しかったよ
CP12 557.9km 新潟県上越市
たくさんの元気をもらい今日の目的地の17km先の道の駅を目指す
応援パワーで脚が軽くなり、軽快に走っていく
雨は一旦止んだが、夜になるとまた雨が強くなってきた
止まる訳には行かないので、雨の中走り続けた
やっと着いた 道の駅うみてらす名立
ここには温泉がある
冷え切った身体を温泉で温めて、疲れを癒す
温泉から上がり、着替えはないので
着る服はもちろんさっきまで着ていた服
汗と雨で湿った服だ
プラスマイナスで汚くはない
テントを張り横になる
寝返りの度に目が覚め、手で脚を持ち上げ体制を変えるを繰り返した
9日目
辛い朝はやってくる
かるくストレッチをやらないと、立てなくなってきた
出発の準備を整え、脚を引きずりながら歩き出す
朝はコンビニを見つけては
パンとコーヒーを買い、歩きながら朝食を済ませる
一度立ち止まると、身体が固まり痛みを伴うからだ
走って歩いて走って歩いてを繰り返し着いた
CP13 607.6km 新潟県糸魚川市 青海駅
このレースで唯一走ってはいけない区間がある
それが 青海駅~市振駅 区間
歩道もなく、通行するのは危険だかららしい
こんなレースの主催者が危険というなら本当に危ないのだろう
運良く到着と同時に電車が来た
走って階段をおり、電車に乗る
2駅間の快適な移動だったが、降りると雨が降っていた
駅で少し休み、小降りになったすきに近くの道の駅に逃げ込んだ
美味しい魚フライ定食を頂いた
外はまだ大雨だ
どうしようか迷ったが
寝袋に包まり、もう少し休むことにした
雨も少し弱まったので、ガチガチに固まった身体を起こして出発する
CP14 608.9km 新潟、富山県境 富山県へ
長くて苦しんだ新潟がやっと終わった
雨も上がり、日も暮れてきた
同じ様な景色が続くバイパス道路を進む
無機質な景色がメンタルを削っていく
進んでいるが、進んでいる気がしない
あ~眠い
あ~休みたい
どこか寝る場所はないのか?
探し続けたが見つからない
靴擦れもひどくなり、一歩一歩が傷口をこすっていく
明日の為にも少しでも距離を稼ぎたいが
一刻でも早く休みたい気持ちもある
黒部市を抜け魚津市に入る
あった!ここで休もう
雨風が凌げる軒下にテントを張り
横になる
足がズキズキするが、疲れていたのですぐに眠りに落ちた
10日目
頭がぼーとして準備に時間が掛かる様になってきた
かなり疲れがたまってきている
足が痛い
ビブラムをまた少し切った
足にテーピング施し、痛む箇所にシップを貼る
まだ半分も行ってないのに満身創痍だ
遠くに見える街を目指して歩き、走り出す
昨日よりも走れている気がする
ここ数日のパターンは午前中はわりと走れるが、
お昼ごろからきつくなり、一度潰れる
その後、復活出来る時もあれば、そのまま地獄を見ることがある
あとこれは毎日だが、その日の目的地数キロ手前からは苦しみしかない
調子がいいうちにぜひ距離を稼ぎたい

快調に走り、お腹が空いたので吉野家へ
大盛を頂き
また走り出す
CP15 666.2km 富山県富山市
さっきまでの足取りがどこかに行ってしまった
重りを背負った様に感じる身体
調子がいい時にはあまり感じない痛みが現れだす
辛くてたまらないが、誰かが助けてくれる訳でもない
とにかく前に行くしかない
今日はどこまで行こうか?
調べてみると、県境を越えたとこに道の駅がある
しかも温泉まで
目的地が決まり、頑張れる理由が出来た
段々と足取りが軽くなる
疲れては食べ物を買い、歩きながら補給をするを繰り返し
距離を稼いでいく
少しずつ民家が減ってきて、峠道に入って行く
熊が出て来そうな坂道を上り続け着いた
CP16 708.5km 富山、石川県境 石川県へ
峠を上り切ったら、今度は下りが続く
下りは脚への負担がきつく蛇行しながら、走っていく
真っ暗になったが
予定通り着くことが出来た
道の駅 倶利伽羅源平の郷
温泉にも入れて、食事もとれ
気持ちも身体もいい休息を得ることが出来た
脚の手入れをしてから眠りについた
11日目
足裏をしっかり揉み、ストレッチを行ってから出発した
やはり午前中はわりと調子がいい
テンポよく走り歩きで進むことが出来た
すぐにCP17 730.1km 石川県金沢市に着いた
今日は天気も良く暑いくらいだ
ランニング中に声を掛けて頂いたり、レースのことを知り差し入れを頂いたり
伴走をして頂いたり沢山の元気を貰った
応援してくれる方達の為にも絶対完走すると思った
足も腫れて痛いので思い切って靴を買うと思い、スポーツショップへ行くことにした
だが腫れた足に合うのは1種類のみ
今まで履いたことのない厚底シューズだ
どうしようか迷ったが
ここでシューズを変えて、もし怪我でもしたら後悔すると思いやめた
やっぱり今まで自分がやってきたことを信じたい思いが強くなった
一生懸命探してくれた店員さんありがとう
なかなかペースが上がらず、辛い時間帯が続く
幸いにもコンビニはいっぱいあったので、気分転換に食べながら進んだ
日が暮れ夜になり、ますます辛くなる
野宿出来そうな場所もなく
彷徨いながら進んでいる
坂を上り橋を渡った時、1人の男性が呼んでいる
すぐにわかった
沖縄で共に苦しんだ変態仲間だ
わざわざ長い時間探してくれていたらしい
もうその気持ちだけで嬉しくなりたくさんの元気を頂きました
ありがとうございました
また一人になり今日の寝床を探す為に先に進む
いくら進んでも見つからない
どうしようか?と思いながらずっと歩いていると
いつの間にか峠道に差し掛かっていた
もうこうなったら行ってやろう 深夜の峠越えへ
前方から飛ばしてくるトラックへライトを向けてこちらの存在を知らせる
ドライバーもさぞや怖いだろう
こんなとこを人が歩いているなんて
上った先にあった
CP18 785.1km 石川、福井県境 福井県へ
坂を下り、しばらくすると広めのバス停を発見
迷わず入り、眠ることが出来た
12日目
足の状態が最悪だ
もう立ち上がる事が出来ない
特に右足の腫れがひどい
入念に足を揉み、いつもより長めのストレッチを行い
とりあえず立ち上がれる状態にすることが出来た
外は雨
でも行くしかない
段々と雨は強くなり、強風の向かい風がびしょびしょに濡れた身体を冷やす
周りに風を遮るものはなく、逃げれるとこはどこにもない
1時間、2時間とたち
身体の震えがとまらず発狂しそうになる
どこでもいいから避難出来るとこを探すが建物自体何もない
あった!
やっと見つけた喫茶店に事情を話し避難させてもらった
暖かいコーヒーと食事を頂き、何とか凌ぐことが出来た
しかし外は大雨
どうしようかと途方に暮れていると
ありがたいことに宮古島の友達の実家が近くにあり、
なんとお母様が迎えに来てくれるらしい
福井に神様が舞い降りた瞬間だった
待っている間にFM宮古社長のラジオに生電話で出演し
元気をたくさん頂きました
初めましてをして、車に乗せてもらい
実家に到着後(友は宮古島にいる)
すぐにお風呂の準備をしてくれ、
お風呂から上がるとたくさんの御馳走を準備してくれていた
コンビニ食ばかりだったので、久しぶりの家庭料理は本当に美味しかったし嬉しかった
濡れた服も洗濯してくれて、その間昼寝もさせてもらった
しばらく滞在していたい欲求を抑えて
お母さんに拾って頂いた所まで車で送って貰い
沢山のお土産まで頂いた
縁もゆかりもなかった福井に実家が出来た感じがした
今度は車でぜひ車で家族で遊びに行かして下さい
本当にありがとうございました
毎日たくさんの人に応援してもらい、助けてもらっている
何としてもゴールの下関に行くんだと強く心に思った
休ませて頂いたおかげで朝から比べると足の調子は良くなり
走れることが出来た
雨も上がり休んだ分頑張らないといけないので走り続けた
次のチェックポイント近くから
昨日久しぶりにあった変態仲間の谷口さんが伴走してくれた
本当にありがたかった
あっという間に到着した CP19 810km 福井県福井市

今度は一緒に苦しみましょう
ありがとうございました
1人になりヘッドライトを着け街中を走っていく
今日の目的地はまだ決めていない
ただ明日の敦賀への山越えを考えると少しでも距離を伸ばしておきたい
1人になると、どうしても痛みを意識してしまう
一歩一歩が痛く心を削っていく
やがて雨が降ってきた
もうほんと勘弁してほしいと思ったが雨はやまない
それに眠気も酷くなってきて、フラフラしてきた
だがバイパス道路には寝れる所はなかなか見つからない
フラフラになりながら1時間以上進んだ所に
もうここでいいだろうと
少し奥まった所にあるスーパーの軒下にテントを張り、眠りについた
が、深夜に警察官が尋ねてきて職務質問を受けたが
事情を説明するとわかってくれ、早朝には出発しますから
ということで再び眠りについた
13日目
睡眠時間を長くとった分、昨日よりは体調はいい
今日は山越えがあり、明日中に舞鶴に着くためには頑張らないといけない日だ
準備を整え出発する
昨日とは違いリズムよく走ることが出来ている
バイパス道路を走り抜け、田舎道に入っていく
周りに田んぼや畑が増えて、緑がいっぱいの道路を走る
今日は昨日とは違い、晴れて暑いくらいだ
山を上り始める最後のコンビニで短パンに履き替え山道を歩きだす
長い長い坂道を上り続けた
どうやら今日は調子が良さそうだ
あまり苦も無く坂道を上り切り、下っていく
山を越えた最初のコンビニでお腹が空いていたので
弁当を食べ、休憩をした
頑張っている足を揉み、労をねぎらった
敦賀の商店街を抜け着いた
CP.20 873.9km 福井県敦賀市
少しばかりのアップダウンを進み久しぶりに日本海に出た
夜になった海沿いの道路を走る
今日は出来るだけ、進みたい
明日の自分の為にも
まだ出来る まだ出来る と呪文の様に呟く
美浜町を抜け、若狭町へ入った
この辺りが今日の終着点だろうと思い、寝床を探すが
いつもの如くなかなか見つからない
また1時間以上彷徨い続け、
ひっそりとコンビニの裏にテントを張り静かに眠りについた
14日目
朝の準備に時間が掛かる様になってきた
頭が回らないのもあるが、
足を揉み、ストレッチをし、テーピングを貼ったりと時間を要してしまう
歩きながら、ガチガチの身体を走るまでにしていく
もちろん痛みを伴って
しばらく行くと緩やかな上りが続いていく
走れなくはないが、走るとすぐに脚に来る厄介な道が続く
しかも向かい風も吹いている
お腹も減り疲れてきたので、目に入った
和菓子屋に入り柏餅を頂き補給した
エネルギーが回ってきたのか、足取りが軽くなり走り続けることが出来た
やがて海岸に出た CP.21 919.4km 福井県小浜市
アップダウンが続く海岸通りを進む
脚があまり上がらないので、1日に何度かつまずく
特に左のすねの下辺りが腫れ、足首はあまり曲がらなくなっていた
毎日なんだが左足でつまずいたらうずくまりたくなる位の痛みがはしり、
折れたんじゃないかと毎回思う
自分の脚なんだが本当によく頑張ってくれている
もう少しだから、最後までもってくれと毎日お願いしていた
苦しみながら走っていると道の駅に手招きして頂き、
別のレースに出場していた変態先輩に差し入れを御馳走になりました

もちろん沢山の元気も注入して頂きました
ありがとうございました
今度は国道から外れ坂を上っていく
かなりの急勾配が続いていく
ジブリに出て来そうな美しい村の道を進む

上って上って上って下って行くとやっと着いた
CP.22 949.8km 福井、京都府境 京都へ
坂道を蛇行しながら下って行く
国道に戻り、次第に建物が増えてきた
遠くに久しぶりに見るビル群がある
もう少し もう少し と思うが、毎日最後のもう少しが一番苦しい
1kmが長く感じ、何度も現在地を確認してしまう
さっきまで遠くに見えていた、街の中に入り
やっとの思いでここまで来ることが出来た
CP.23 967.3km 西舞鶴駅

妻にお願いして、今夜はホテルをとってもらった
短い時間だがしっかり休息しよう
もうここまで来たんだ
絶対行くぞ!下関に!
R8完 新潟~舞鶴
◇宮古島 整体けんけん堂◇
○整体 60分 4,000円
○足つぼ 30分 3,000円
○整体+足つぼ 90分 6,000円
島割 全コース1,000円引き
出張費無料!!!
マッサージではありませんが、全身スッキリ感があって気持ちいいですよ!!
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定休日 日曜日
ご予約はお早めに!
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6日ぶりの布団は心身共にいい休息を与えてくれた
もちろん脚は痛いが
足が擦れるとこは靴を切り、少しでも負担を減らす
右の踵はどうやら落ち着いたようで、痛みもあまりない
ただ両膝は少し腫れている
早朝の新潟駅前を走り出す
コンビニでパンとコーヒーを買い
歩きながら食べていく
毎日もう走れないんじゃないかと思うが、結局また走れてしまう
ただもう長い距離は走れないので、こまめに走り歩きを繰り返す
しばらく街中を走り次第に視界から建物が消えていく
遠くに山がいくつも見え今日は今見える山の向こう側に行かないといけない
1週間日差しを浴びた唇は深い切込みが入り
何かを食べる度に切れていく
リップを買うためコンビニに入る時に
女性の方に「頑張って下さい 何の大会か知らないけど」と応援を頂いた
その一言でも十分嬉しかったです
やがて遠くにのぼり旗が見えた
なんだろうと見ると『笹団子』の文字が
迷わずお店に入り2個購入
大変美味しかった
10個は余裕で食べれただろう
今日は天気もよく暑いくらい
疲れてきた所に道の駅を発見
足湯があったので、頑張っている脚に休息を取って頂いた
歩道があまりない道を進む
橋を渡り、少し行くと
美味しそうな魚の市場通りを通過する
どうしようか迷ったが若者が多く爽やかだったので、素通りしていく
休憩の度に足を揉み、少しでも疲れをとっていく
段々と浮腫んできたので、ワラーチに履き替え走り出す
今日の目的地の道の駅に着いたが、もう少し先に行けそうだったので、
後少しだけでも先に進もうと決めた
小雨が降り出したが、もう少しだけもう少しだけと距離を稼いでいく
次にあったバス停で今日は寝ようと決めて
早めには床に就いた
8日目
もう立ち上がるのも一苦労
立った所で身体は安定しないが、行くしか道はない
昨夜から何も食べておらず
空腹だが周りは何もない
どこかにあるコンビニ目指して歩きだす
長い長い坂道を上る
下りと平坦な道はなるべく走りながら進んで行く
あった命のコンビニ
大盛弁当を食べ、少しの休憩をいれ
また走り出す
今日はわざわざ遠くから友達が会いに来てくれる
それだけで今日1日の頑張れる目的が出来た
CP11 521.7km 新潟県柏崎市
毎日潰れては復活しての繰り返しだ
きつくなってくるとそのまま行かず
少し休憩を入れた方が効率がいいかなと思った
雨が降り始めてきた
次第に雨脚は強くなり
びしょ濡れになる
止まれば寒くなるので、進み続けるしかない
腫れた足が冷やされ気持ちがいい
天然のアイシングである
大雨の中、こちらに向けて手を振ってくれている親子
こんな雨の中遠くまでありがとう
このレースで初めて出会う友だ
差し入れも頂き
少しの間だが、話も出来た

今度はゆっくり会いたいものだ ありがとう嬉しかったよ
CP12 557.9km 新潟県上越市
たくさんの元気をもらい今日の目的地の17km先の道の駅を目指す
応援パワーで脚が軽くなり、軽快に走っていく
雨は一旦止んだが、夜になるとまた雨が強くなってきた
止まる訳には行かないので、雨の中走り続けた
やっと着いた 道の駅うみてらす名立
ここには温泉がある
冷え切った身体を温泉で温めて、疲れを癒す
温泉から上がり、着替えはないので
着る服はもちろんさっきまで着ていた服
汗と雨で湿った服だ
プラスマイナスで汚くはない
テントを張り横になる
寝返りの度に目が覚め、手で脚を持ち上げ体制を変えるを繰り返した
9日目
辛い朝はやってくる
かるくストレッチをやらないと、立てなくなってきた
出発の準備を整え、脚を引きずりながら歩き出す
朝はコンビニを見つけては
パンとコーヒーを買い、歩きながら朝食を済ませる
一度立ち止まると、身体が固まり痛みを伴うからだ
走って歩いて走って歩いてを繰り返し着いた
CP13 607.6km 新潟県糸魚川市 青海駅
このレースで唯一走ってはいけない区間がある
それが 青海駅~市振駅 区間
歩道もなく、通行するのは危険だかららしい
こんなレースの主催者が危険というなら本当に危ないのだろう
運良く到着と同時に電車が来た
走って階段をおり、電車に乗る
2駅間の快適な移動だったが、降りると雨が降っていた
駅で少し休み、小降りになったすきに近くの道の駅に逃げ込んだ
美味しい魚フライ定食を頂いた
外はまだ大雨だ
どうしようか迷ったが
寝袋に包まり、もう少し休むことにした
雨も少し弱まったので、ガチガチに固まった身体を起こして出発する
CP14 608.9km 新潟、富山県境 富山県へ
長くて苦しんだ新潟がやっと終わった
雨も上がり、日も暮れてきた
同じ様な景色が続くバイパス道路を進む
無機質な景色がメンタルを削っていく
進んでいるが、進んでいる気がしない
あ~眠い
あ~休みたい
どこか寝る場所はないのか?
探し続けたが見つからない
靴擦れもひどくなり、一歩一歩が傷口をこすっていく
明日の為にも少しでも距離を稼ぎたいが
一刻でも早く休みたい気持ちもある
黒部市を抜け魚津市に入る
あった!ここで休もう
雨風が凌げる軒下にテントを張り
横になる
足がズキズキするが、疲れていたのですぐに眠りに落ちた
10日目
頭がぼーとして準備に時間が掛かる様になってきた
かなり疲れがたまってきている
足が痛い
ビブラムをまた少し切った
足にテーピング施し、痛む箇所にシップを貼る
まだ半分も行ってないのに満身創痍だ
遠くに見える街を目指して歩き、走り出す
昨日よりも走れている気がする
ここ数日のパターンは午前中はわりと走れるが、
お昼ごろからきつくなり、一度潰れる
その後、復活出来る時もあれば、そのまま地獄を見ることがある
あとこれは毎日だが、その日の目的地数キロ手前からは苦しみしかない
調子がいいうちにぜひ距離を稼ぎたい

快調に走り、お腹が空いたので吉野家へ
大盛を頂き
また走り出す
CP15 666.2km 富山県富山市
さっきまでの足取りがどこかに行ってしまった
重りを背負った様に感じる身体
調子がいい時にはあまり感じない痛みが現れだす
辛くてたまらないが、誰かが助けてくれる訳でもない
とにかく前に行くしかない
今日はどこまで行こうか?
調べてみると、県境を越えたとこに道の駅がある
しかも温泉まで
目的地が決まり、頑張れる理由が出来た
段々と足取りが軽くなる
疲れては食べ物を買い、歩きながら補給をするを繰り返し
距離を稼いでいく
少しずつ民家が減ってきて、峠道に入って行く
熊が出て来そうな坂道を上り続け着いた
CP16 708.5km 富山、石川県境 石川県へ
峠を上り切ったら、今度は下りが続く
下りは脚への負担がきつく蛇行しながら、走っていく
真っ暗になったが
予定通り着くことが出来た
道の駅 倶利伽羅源平の郷
温泉にも入れて、食事もとれ
気持ちも身体もいい休息を得ることが出来た
脚の手入れをしてから眠りについた
11日目
足裏をしっかり揉み、ストレッチを行ってから出発した
やはり午前中はわりと調子がいい
テンポよく走り歩きで進むことが出来た
すぐにCP17 730.1km 石川県金沢市に着いた
今日は天気も良く暑いくらいだ
ランニング中に声を掛けて頂いたり、レースのことを知り差し入れを頂いたり
伴走をして頂いたり沢山の元気を貰った
応援してくれる方達の為にも絶対完走すると思った
足も腫れて痛いので思い切って靴を買うと思い、スポーツショップへ行くことにした
だが腫れた足に合うのは1種類のみ
今まで履いたことのない厚底シューズだ
どうしようか迷ったが
ここでシューズを変えて、もし怪我でもしたら後悔すると思いやめた
やっぱり今まで自分がやってきたことを信じたい思いが強くなった
一生懸命探してくれた店員さんありがとう
なかなかペースが上がらず、辛い時間帯が続く
幸いにもコンビニはいっぱいあったので、気分転換に食べながら進んだ
日が暮れ夜になり、ますます辛くなる
野宿出来そうな場所もなく
彷徨いながら進んでいる
坂を上り橋を渡った時、1人の男性が呼んでいる
すぐにわかった
沖縄で共に苦しんだ変態仲間だ
わざわざ長い時間探してくれていたらしい
もうその気持ちだけで嬉しくなりたくさんの元気を頂きました
ありがとうございました
また一人になり今日の寝床を探す為に先に進む
いくら進んでも見つからない
どうしようか?と思いながらずっと歩いていると
いつの間にか峠道に差し掛かっていた
もうこうなったら行ってやろう 深夜の峠越えへ
前方から飛ばしてくるトラックへライトを向けてこちらの存在を知らせる
ドライバーもさぞや怖いだろう
こんなとこを人が歩いているなんて
上った先にあった
CP18 785.1km 石川、福井県境 福井県へ
坂を下り、しばらくすると広めのバス停を発見
迷わず入り、眠ることが出来た
12日目
足の状態が最悪だ
もう立ち上がる事が出来ない
特に右足の腫れがひどい
入念に足を揉み、いつもより長めのストレッチを行い
とりあえず立ち上がれる状態にすることが出来た
外は雨
でも行くしかない
段々と雨は強くなり、強風の向かい風がびしょびしょに濡れた身体を冷やす
周りに風を遮るものはなく、逃げれるとこはどこにもない
1時間、2時間とたち
身体の震えがとまらず発狂しそうになる
どこでもいいから避難出来るとこを探すが建物自体何もない
あった!
やっと見つけた喫茶店に事情を話し避難させてもらった
暖かいコーヒーと食事を頂き、何とか凌ぐことが出来た
しかし外は大雨
どうしようかと途方に暮れていると
ありがたいことに宮古島の友達の実家が近くにあり、
なんとお母様が迎えに来てくれるらしい
福井に神様が舞い降りた瞬間だった
待っている間にFM宮古社長のラジオに生電話で出演し
元気をたくさん頂きました
初めましてをして、車に乗せてもらい
実家に到着後(友は宮古島にいる)
すぐにお風呂の準備をしてくれ、
お風呂から上がるとたくさんの御馳走を準備してくれていた
コンビニ食ばかりだったので、久しぶりの家庭料理は本当に美味しかったし嬉しかった
濡れた服も洗濯してくれて、その間昼寝もさせてもらった
しばらく滞在していたい欲求を抑えて
お母さんに拾って頂いた所まで車で送って貰い
沢山のお土産まで頂いた
縁もゆかりもなかった福井に実家が出来た感じがした
今度は車でぜひ車で家族で遊びに行かして下さい
本当にありがとうございました
毎日たくさんの人に応援してもらい、助けてもらっている
何としてもゴールの下関に行くんだと強く心に思った
休ませて頂いたおかげで朝から比べると足の調子は良くなり
走れることが出来た
雨も上がり休んだ分頑張らないといけないので走り続けた
次のチェックポイント近くから
昨日久しぶりにあった変態仲間の谷口さんが伴走してくれた
本当にありがたかった
あっという間に到着した CP19 810km 福井県福井市

今度は一緒に苦しみましょう
ありがとうございました
1人になりヘッドライトを着け街中を走っていく
今日の目的地はまだ決めていない
ただ明日の敦賀への山越えを考えると少しでも距離を伸ばしておきたい
1人になると、どうしても痛みを意識してしまう
一歩一歩が痛く心を削っていく
やがて雨が降ってきた
もうほんと勘弁してほしいと思ったが雨はやまない
それに眠気も酷くなってきて、フラフラしてきた
だがバイパス道路には寝れる所はなかなか見つからない
フラフラになりながら1時間以上進んだ所に
もうここでいいだろうと
少し奥まった所にあるスーパーの軒下にテントを張り、眠りについた
が、深夜に警察官が尋ねてきて職務質問を受けたが
事情を説明するとわかってくれ、早朝には出発しますから
ということで再び眠りについた
13日目
睡眠時間を長くとった分、昨日よりは体調はいい
今日は山越えがあり、明日中に舞鶴に着くためには頑張らないといけない日だ
準備を整え出発する
昨日とは違いリズムよく走ることが出来ている
バイパス道路を走り抜け、田舎道に入っていく
周りに田んぼや畑が増えて、緑がいっぱいの道路を走る
今日は昨日とは違い、晴れて暑いくらいだ
山を上り始める最後のコンビニで短パンに履き替え山道を歩きだす
長い長い坂道を上り続けた
どうやら今日は調子が良さそうだ
あまり苦も無く坂道を上り切り、下っていく
山を越えた最初のコンビニでお腹が空いていたので
弁当を食べ、休憩をした
頑張っている足を揉み、労をねぎらった
敦賀の商店街を抜け着いた
CP.20 873.9km 福井県敦賀市
少しばかりのアップダウンを進み久しぶりに日本海に出た
夜になった海沿いの道路を走る
今日は出来るだけ、進みたい
明日の自分の為にも
まだ出来る まだ出来る と呪文の様に呟く
美浜町を抜け、若狭町へ入った
この辺りが今日の終着点だろうと思い、寝床を探すが
いつもの如くなかなか見つからない
また1時間以上彷徨い続け、
ひっそりとコンビニの裏にテントを張り静かに眠りについた
14日目
朝の準備に時間が掛かる様になってきた
頭が回らないのもあるが、
足を揉み、ストレッチをし、テーピングを貼ったりと時間を要してしまう
歩きながら、ガチガチの身体を走るまでにしていく
もちろん痛みを伴って
しばらく行くと緩やかな上りが続いていく
走れなくはないが、走るとすぐに脚に来る厄介な道が続く
しかも向かい風も吹いている
お腹も減り疲れてきたので、目に入った
和菓子屋に入り柏餅を頂き補給した
エネルギーが回ってきたのか、足取りが軽くなり走り続けることが出来た
やがて海岸に出た CP.21 919.4km 福井県小浜市
アップダウンが続く海岸通りを進む
脚があまり上がらないので、1日に何度かつまずく
特に左のすねの下辺りが腫れ、足首はあまり曲がらなくなっていた
毎日なんだが左足でつまずいたらうずくまりたくなる位の痛みがはしり、
折れたんじゃないかと毎回思う
自分の脚なんだが本当によく頑張ってくれている
もう少しだから、最後までもってくれと毎日お願いしていた
苦しみながら走っていると道の駅に手招きして頂き、
別のレースに出場していた変態先輩に差し入れを御馳走になりました

もちろん沢山の元気も注入して頂きました
ありがとうございました
今度は国道から外れ坂を上っていく
かなりの急勾配が続いていく
ジブリに出て来そうな美しい村の道を進む

上って上って上って下って行くとやっと着いた
CP.22 949.8km 福井、京都府境 京都へ
坂道を蛇行しながら下って行く
国道に戻り、次第に建物が増えてきた
遠くに久しぶりに見るビル群がある
もう少し もう少し と思うが、毎日最後のもう少しが一番苦しい
1kmが長く感じ、何度も現在地を確認してしまう
さっきまで遠くに見えていた、街の中に入り
やっとの思いでここまで来ることが出来た
CP.23 967.3km 西舞鶴駅

妻にお願いして、今夜はホテルをとってもらった
短い時間だがしっかり休息しよう
もうここまで来たんだ
絶対行くぞ!下関に!
R8完 新潟~舞鶴
◇宮古島 整体けんけん堂◇
○整体 60分 4,000円
○足つぼ 30分 3,000円
○整体+足つぼ 90分 6,000円
島割 全コース1,000円引き
出張費無料!!!
マッサージではありませんが、全身スッキリ感があって気持ちいいですよ!!
営業時間 9:00~18:00
定休日 日曜日
ご予約はお早めに!
090-2828-6793(予約制)
①本州縦断 青森~下関1550kmフットレース2021(SPECIAL)
4月24日㈯青森駅前に集まった
14名の勇者と言われるモノ達
またの名を皆があきれてこう呼ぶ 変態

大会概要をさらっと説明すると
スタート青森駅~ゴール下関駅
総距離1550km
制限時間564時間(23.5日)
必ずしも設定してあるコース通りに辿らなくてもよいが、
36か所あるチェックポイントは必ず通過しないといけない
コースは主に国道R7,R8,R9の旧道をメインに通ることになる
10時にスタートのコールが鳴り、長い長いレースが始まった
歴史的なレースのスタートだ
皆がゆっくりと歩みを進める
これからの長い旅路を考えれば急ぐものなどもちろんいない
遥か彼方の1550km先の下関へ1歩1歩進むのみ
このレースが始まるにあたって下調べは一切していない
もちろん事前にいろいろ調べて対策を練った方がいいかもしれないが
知ることによっての恐怖や不安が生まれるよりも
目の前に現れたことを一つずつ対応した方がいいと思いあえて何もしなかった
目標は3週間
1日70~80kmくらい走り疲れたら寝る
という大雑把な計画のみ
初日なのに今日はどこまで行くかも特に決めていないが、
他の選手に聞くとどうやら
「オオダテ」まで行くらしい どこ?
まあいい とにかく前に進むしかないのだから
初の東北ということもあり
いつもと違う景色や空気を味わいながら気持ちよく走って行く
元気なのは今日だけかもしれない

やがてCP1に着き、事務局に携帯で通過連絡フォームを入力してチェックポイント通過を知らせる
長い長いレースなので、チェックポイントにスタッフはいない
そう、このレースは全て自己完結の自己満足の世界
もちろん完走しようが、1位になろうが特別なものは何もない
なのにみんな命懸けなんだ
故に皆があきれてこう呼ぶ 変態
ペースが遅いので周りの選手と喋りながら走って行く
当たり前だがみんな強者だ
沢山の経験を積んだ後にこの舞台に覚悟して臨んでいる
まだまだ経験は浅いが超ウルトラに一番必要なのは覚悟ではないのかと思う
やめない覚悟
続ける覚悟
絶対やり切る覚悟
覚悟次第で結果は大きく変わっていく
痛くて止めるのか
動かなくなったら止めるのか
そこで前に進めるものだけが結果を手にすることが出来る
段々と選手が散らばりはじめ1人になる時間も増えてきた
なるべく疲れない走りを心掛ける
やがて峠道に入る
辺りは薄暗くなり始めたので、ヘッドライトを着け
坂道を上って行く
坂道を上りきった所が、CP2矢立峠61.8km
青森と秋田の県境になる
ここからは秋田県に入る
辺りはすっかり真っ暗だ
よく「夜怖くないの?」と聞かれるが、考えたら怖いに決まっている
でも誰も助けてくれるわけでもない
怖いと思っても何一つ解決することでもないので、感情を打ち消している
坂道を上った分、下って行く
少しずつ街の明かりが増えてきた
お腹が空いていたので、コンビニに入り、半額弁当を2つペロッと頂く
補給はほとんどコンビニになる
毎日コンビニに命を助けて貰っている
大館市に入り、CP3に到着 81.2km
22時を過ぎていたので、身体はまだまだ元気だが、
先を考えると今日は早く寝たいので
野宿先を探しながら進んでいく
2kmほど進み
良さそうなとこを発見 公民館の駐輪場だ
静かにテントを張り、眠りについた
2日目
目覚ましは5時にセットしていたが、アラームが鳴る前に目を覚ました
テントをたたみ、寝袋を片付け準備をする
早朝はかなり冷え込むので、持ってる服を全て着込んだ
硬くなった身体を歩きながらほぐし、少しずつ走れる様にしていく
2時間くらい進むと雨がぽつぽつと降り始めてきた
この気温であまり濡れるのはきついと思い
CP4 98.1km間近のコンビニに逃げ込んだ
雨脚も強くなり始めたので、大盛弁当を食べながら休憩した
雨も小降りになったので、出発した
田舎道を黙々と進む
まだまだレースは始まったばかりなので、他の選手もみかける事が出来る

今日は山越えDAYだ
上っては下って、上っては下ってを繰り返す
脚には疲労が溜まっていく
少し休憩しようと
道の駅に入り、芝生で脚を上げて横になる
軽く食事も済ませて、脚も少し軽くなったので、出発だ
同じ様な山道を進み、次第に平坦な道が続く
幹線道路に入り、お腹も空いたのでコンビニに入った
ゼッケンをみたコンビニの店員さんが話しかけてくれて
親切を沢山頂いた 今日の寝床は10km先の道の駅あきた港
雨も降りだしたが、もう進むしかない
何とか大降りにならずにすみ、目的地の道の駅に着いた
海に近かったので、風が強く
なるべく風が当たらないとこにテントを張り、
寝袋に包まり眠り落ちたが、寒さで何度も目覚めた
3日目
昨日は90km以上走ったので、やはり疲労が残っているが、行くしかない
身支度を整え出発する
走り始めてすぐ、CP5 179.7km 秋田市に到着
しばらく街中を走り、坂道を上り下り 見えた日本海!

少しコースをロストしたが、問題なく海沿いを走って歩いてを繰り返す
いろいろ痛いとこが出てきたが、まだ200kmしか行ってない 全体の1/8程度
とにかく前にしか道はない
疲れたら、補給をしたり、寝転んだりを繰り返し距離を稼いでいく
今日はどこまで行こうか?
後どれくらい頑張ればいいのか?
目的地が欲しくなる
昨日、一昨日と予定より長く走ったので、今日は軽めで少し休もう
いいところに道の駅象潟があった
目の前にファミレスがあったので、ゆっくり食事をし心を整えた
道の駅象潟では室内に入れる所があったので、暖かくて熟睡することが出来た
4日目
朝は当然やってくる
まだまだ寝ていたい欲望を抑え、身支度を整えていく
脚を引きずりながら、歩き出す
痛みを伴うが、徐々に走れる状態に持って行かないといけない
ゆっくりゆっくり走り出す
民家を通り過ぎ、坂道を上った所にあった
CP6 255.8km 秋田、山形県境
山形県へ
淡々と走る、歩くを繰り返す
足が浮腫み、靴の中で擦れて痛いが止まる訳にはいかない
どうしたものか右の踵も着くたびに痛みがはしる
街中に入り、少しのビル街を通り
CP7 281.1km 酒田市役所前
目に入ったラーメン屋に入り、少し休憩をした
休憩後、痛む脚を引きずりながら走りだすが
やはり右の踵が痛む
これ以上の悪化は避けたい
どうすればいいのか?
ふと、靴から踵を出して走ると全く痛くないことに気づいた
しばらくそのまま走っていたが、当たり前だが走りずらい
あっそうだ!
忘れていた!
どうせ足が腫れるだろうと思って準備していた ワラーチがあった!
(ワラーチは走るようのペラペラのサンダル)
早速ワラーチに履き替え走り出す
足に革命が起きた!
足が痛くない!もちろん擦れて痛かったとこも擦れない!
よしまだまだやれる!
痛みがなくなると、気持ちも楽になる
しばらく単調な道が続く
あれほど見たかった日本海が延々と続く

海沿いだからといって、平坦な道ばかりではない
アップダウンを何度も越え海沿いを進む
まだ今日の目的地は決まっていない
少し頑張れば道の駅があるが、また90km近く走ることになる
ん~どうするか?
距離を踏めば、前には進めるが、翌日には確実に疲労として残る
どうする?
でも決めるのは自分しかいない
迷っているうちに夕方になった
坂道を上っていると、1人の男性の方が声をかけてくれた
「フットレーサーの方ですか?」
フットレーサー? なんてカッコイイ響きなんだ!
「はい そうです」
どうやら近所の方でレースのことを知って
いつ来るかもしれない選手を応援するため待ってくれていたらしい
(その方も走る人)
差し入れも頂いて、元気も沢山貰った
頑張ろう!応援に応える為に!
今日の目的地を15km先の道の駅あつみに決めた
ヘッドライトの明かりを照らし、走り続けた
トラックが海沿いの道をバンバン飛ばして行く
自分の命は自分で守らないといけない
安全な道を選択し
暗闇の中を進んでいく
疲労困憊の中着いた
今日の終着点 道の駅あつみ
幸運なことにここでも室内に入れ、畳もあった
空腹だったが、食べ物はなく
ジュースを飲み、お腹を満たし眠りについた
5日目
また今日も待っていない朝が来る
荷物をまとめ、脚を引きずりながら歩き出す
ビブラムを履いてみたが、やはり痛いのでワラーチに履き替えた
すぐにCP8 333.7km 山形、新潟県境
このレースで一番長い新潟県へ入った
昨日に引き続き海沿いの道を進んでいく
何度も見たような景色が続いていく
もう進んでいるのかどうかもよくわからないが脚を動かし前に行くだけ
5日目になると、疲れも溜まってきている
あ~どうしようか?
歩いていると『温泉』の文字が見えた
行きたい!どうしても行きたい!
時間のロスになるが、少しでも身体の疲れを取りたい
少しコースをそれるが、見つけた温泉へ向かった
このレース始まって初のお風呂 5日ぶりだ
温泉に浸かり、曲がらない関節を伸ばし、固まった筋肉をしっかりほぐしていく
こんな身体でまだ1000km以上行かないといけない
覚悟は決めているので、迷いはないが
身体は壊れるかもしれないと思っていた
温泉から上がり、脱いだ服と同じ服を着る
荷物軽量化の為に、着替えは持っていない
そう パンツさえも
プラスマイナスはゼロだ! 汚くはない
小雨が降っているが、走り出すしかない
身体もかるくなり、ゆっくりではあるが走り続けることが出来ている
CP9 386km 新潟県村上市
田んぼだらけの道を走り、民家の間を走りを繰り返し
日が暮れ夜になる
早く休みたいが、前にも進まないといけない
後どれくらい頑張ればいいのか?今日の着地点を考える
脚も痛いが時間も過ぎていく
思考が鈍ってきている
目の前にコインランドリーが見えた
休みがてら洗濯でもするかと思い
横を見ると目の前にコンビニがある理想の立地
一番きれいであろう服を着て、後は洗濯をした
待ち時間もお弁当を食べ休むことが出来た
外に出ると 雨だ
いやいや今服洗ったばっかりだぞ!
一か八か近くに寝れそうなとこはないか走り出す
雨が強まる
あった!個室のバス停に飛び込んだ
少し狭かったがマットを敷き横になり、眠りについたが
足が痛むので何度も目覚める
6日目
また今日も苦行が始まる
朝の支度も段々と時間を要す様になった
動きが鈍く頭が回らない
心身共に疲弊している
寝ても疲れがあまり取れていない様に思える
ゆっくり走り、歩きを繰り返し
新潟駅を目指すが、辛さが先行してくる
この状況をどうにかしないといけないが、最善策は何だろうか?
一番の優先順位は下関にゴールすることだ
その為に今必要なのは休むことじゃないのか?
幸いにもまだ時間には余裕はある
思い切って新潟駅到着後ホテルをとって休もうかどうか考えたが、
小っちゃなプライドが邪魔をする
レース前は野宿で全泊を目指していたからだ
悩みながら進んで行く
どうすべきなのか?
このまま行って取り返しのつかないくらい潰れるのか
悩んだ結果、要らないプライドを捨て弱さを受け入れることにした
昼前にCP10 432.7km 新潟駅前に着いた

スタバに入り、今日のホテルを取り
明日からの闘いに備えてゆっくり休んだ
R7完 青森~新潟
◇宮古島 整体けんけん堂◇
○整体 60分 4,000円
○足つぼ 30分 3,000円
○整体+足つぼ 90分 6,000円
島割 全コース1,000円引き
出張費無料!!!
マッサージではありませんが、全身スッキリ感があって気持ちいいですよ!!
営業時間 9:00~18:00
定休日 日曜日
ご予約はお早めに!
090-2828-6793(予約制)
14名の勇者と言われるモノ達
またの名を皆があきれてこう呼ぶ 変態

大会概要をさらっと説明すると
スタート青森駅~ゴール下関駅
総距離1550km
制限時間564時間(23.5日)
必ずしも設定してあるコース通りに辿らなくてもよいが、
36か所あるチェックポイントは必ず通過しないといけない
コースは主に国道R7,R8,R9の旧道をメインに通ることになる
10時にスタートのコールが鳴り、長い長いレースが始まった
歴史的なレースのスタートだ
皆がゆっくりと歩みを進める
これからの長い旅路を考えれば急ぐものなどもちろんいない
遥か彼方の1550km先の下関へ1歩1歩進むのみ
このレースが始まるにあたって下調べは一切していない
もちろん事前にいろいろ調べて対策を練った方がいいかもしれないが
知ることによっての恐怖や不安が生まれるよりも
目の前に現れたことを一つずつ対応した方がいいと思いあえて何もしなかった
目標は3週間
1日70~80kmくらい走り疲れたら寝る
という大雑把な計画のみ
初日なのに今日はどこまで行くかも特に決めていないが、
他の選手に聞くとどうやら
「オオダテ」まで行くらしい どこ?
まあいい とにかく前に進むしかないのだから
初の東北ということもあり
いつもと違う景色や空気を味わいながら気持ちよく走って行く
元気なのは今日だけかもしれない

やがてCP1に着き、事務局に携帯で通過連絡フォームを入力してチェックポイント通過を知らせる
長い長いレースなので、チェックポイントにスタッフはいない
そう、このレースは全て自己完結の自己満足の世界
もちろん完走しようが、1位になろうが特別なものは何もない
なのにみんな命懸けなんだ
故に皆があきれてこう呼ぶ 変態
ペースが遅いので周りの選手と喋りながら走って行く
当たり前だがみんな強者だ
沢山の経験を積んだ後にこの舞台に覚悟して臨んでいる
まだまだ経験は浅いが超ウルトラに一番必要なのは覚悟ではないのかと思う
やめない覚悟
続ける覚悟
絶対やり切る覚悟
覚悟次第で結果は大きく変わっていく
痛くて止めるのか
動かなくなったら止めるのか
そこで前に進めるものだけが結果を手にすることが出来る
段々と選手が散らばりはじめ1人になる時間も増えてきた
なるべく疲れない走りを心掛ける
やがて峠道に入る
辺りは薄暗くなり始めたので、ヘッドライトを着け
坂道を上って行く
坂道を上りきった所が、CP2矢立峠61.8km
青森と秋田の県境になる
ここからは秋田県に入る
辺りはすっかり真っ暗だ
よく「夜怖くないの?」と聞かれるが、考えたら怖いに決まっている
でも誰も助けてくれるわけでもない
怖いと思っても何一つ解決することでもないので、感情を打ち消している
坂道を上った分、下って行く
少しずつ街の明かりが増えてきた
お腹が空いていたので、コンビニに入り、半額弁当を2つペロッと頂く
補給はほとんどコンビニになる
毎日コンビニに命を助けて貰っている
大館市に入り、CP3に到着 81.2km
22時を過ぎていたので、身体はまだまだ元気だが、
先を考えると今日は早く寝たいので
野宿先を探しながら進んでいく
2kmほど進み
良さそうなとこを発見 公民館の駐輪場だ
静かにテントを張り、眠りについた
2日目
目覚ましは5時にセットしていたが、アラームが鳴る前に目を覚ました
テントをたたみ、寝袋を片付け準備をする
早朝はかなり冷え込むので、持ってる服を全て着込んだ
硬くなった身体を歩きながらほぐし、少しずつ走れる様にしていく
2時間くらい進むと雨がぽつぽつと降り始めてきた
この気温であまり濡れるのはきついと思い
CP4 98.1km間近のコンビニに逃げ込んだ
雨脚も強くなり始めたので、大盛弁当を食べながら休憩した
雨も小降りになったので、出発した
田舎道を黙々と進む
まだまだレースは始まったばかりなので、他の選手もみかける事が出来る

今日は山越えDAYだ
上っては下って、上っては下ってを繰り返す
脚には疲労が溜まっていく
少し休憩しようと
道の駅に入り、芝生で脚を上げて横になる
軽く食事も済ませて、脚も少し軽くなったので、出発だ
同じ様な山道を進み、次第に平坦な道が続く
幹線道路に入り、お腹も空いたのでコンビニに入った
ゼッケンをみたコンビニの店員さんが話しかけてくれて
親切を沢山頂いた 今日の寝床は10km先の道の駅あきた港
雨も降りだしたが、もう進むしかない
何とか大降りにならずにすみ、目的地の道の駅に着いた
海に近かったので、風が強く
なるべく風が当たらないとこにテントを張り、
寝袋に包まり眠り落ちたが、寒さで何度も目覚めた
3日目
昨日は90km以上走ったので、やはり疲労が残っているが、行くしかない
身支度を整え出発する
走り始めてすぐ、CP5 179.7km 秋田市に到着
しばらく街中を走り、坂道を上り下り 見えた日本海!

少しコースをロストしたが、問題なく海沿いを走って歩いてを繰り返す
いろいろ痛いとこが出てきたが、まだ200kmしか行ってない 全体の1/8程度
とにかく前にしか道はない
疲れたら、補給をしたり、寝転んだりを繰り返し距離を稼いでいく
今日はどこまで行こうか?
後どれくらい頑張ればいいのか?
目的地が欲しくなる
昨日、一昨日と予定より長く走ったので、今日は軽めで少し休もう
いいところに道の駅象潟があった
目の前にファミレスがあったので、ゆっくり食事をし心を整えた
道の駅象潟では室内に入れる所があったので、暖かくて熟睡することが出来た
4日目
朝は当然やってくる
まだまだ寝ていたい欲望を抑え、身支度を整えていく
脚を引きずりながら、歩き出す
痛みを伴うが、徐々に走れる状態に持って行かないといけない
ゆっくりゆっくり走り出す
民家を通り過ぎ、坂道を上った所にあった
CP6 255.8km 秋田、山形県境
山形県へ
淡々と走る、歩くを繰り返す
足が浮腫み、靴の中で擦れて痛いが止まる訳にはいかない
どうしたものか右の踵も着くたびに痛みがはしる
街中に入り、少しのビル街を通り
CP7 281.1km 酒田市役所前
目に入ったラーメン屋に入り、少し休憩をした
休憩後、痛む脚を引きずりながら走りだすが
やはり右の踵が痛む
これ以上の悪化は避けたい
どうすればいいのか?
ふと、靴から踵を出して走ると全く痛くないことに気づいた
しばらくそのまま走っていたが、当たり前だが走りずらい
あっそうだ!
忘れていた!
どうせ足が腫れるだろうと思って準備していた ワラーチがあった!
(ワラーチは走るようのペラペラのサンダル)
早速ワラーチに履き替え走り出す
足に革命が起きた!
足が痛くない!もちろん擦れて痛かったとこも擦れない!
よしまだまだやれる!
痛みがなくなると、気持ちも楽になる
しばらく単調な道が続く
あれほど見たかった日本海が延々と続く

海沿いだからといって、平坦な道ばかりではない
アップダウンを何度も越え海沿いを進む
まだ今日の目的地は決まっていない
少し頑張れば道の駅があるが、また90km近く走ることになる
ん~どうするか?
距離を踏めば、前には進めるが、翌日には確実に疲労として残る
どうする?
でも決めるのは自分しかいない
迷っているうちに夕方になった
坂道を上っていると、1人の男性の方が声をかけてくれた
「フットレーサーの方ですか?」
フットレーサー? なんてカッコイイ響きなんだ!
「はい そうです」
どうやら近所の方でレースのことを知って
いつ来るかもしれない選手を応援するため待ってくれていたらしい
(その方も走る人)
差し入れも頂いて、元気も沢山貰った
頑張ろう!応援に応える為に!
今日の目的地を15km先の道の駅あつみに決めた
ヘッドライトの明かりを照らし、走り続けた
トラックが海沿いの道をバンバン飛ばして行く
自分の命は自分で守らないといけない
安全な道を選択し
暗闇の中を進んでいく
疲労困憊の中着いた
今日の終着点 道の駅あつみ
幸運なことにここでも室内に入れ、畳もあった
空腹だったが、食べ物はなく
ジュースを飲み、お腹を満たし眠りについた
5日目
また今日も待っていない朝が来る
荷物をまとめ、脚を引きずりながら歩き出す
ビブラムを履いてみたが、やはり痛いのでワラーチに履き替えた
すぐにCP8 333.7km 山形、新潟県境
このレースで一番長い新潟県へ入った
昨日に引き続き海沿いの道を進んでいく
何度も見たような景色が続いていく
もう進んでいるのかどうかもよくわからないが脚を動かし前に行くだけ
5日目になると、疲れも溜まってきている
あ~どうしようか?
歩いていると『温泉』の文字が見えた
行きたい!どうしても行きたい!
時間のロスになるが、少しでも身体の疲れを取りたい
少しコースをそれるが、見つけた温泉へ向かった
このレース始まって初のお風呂 5日ぶりだ
温泉に浸かり、曲がらない関節を伸ばし、固まった筋肉をしっかりほぐしていく
こんな身体でまだ1000km以上行かないといけない
覚悟は決めているので、迷いはないが
身体は壊れるかもしれないと思っていた
温泉から上がり、脱いだ服と同じ服を着る
荷物軽量化の為に、着替えは持っていない
そう パンツさえも
プラスマイナスはゼロだ! 汚くはない
小雨が降っているが、走り出すしかない
身体もかるくなり、ゆっくりではあるが走り続けることが出来ている
CP9 386km 新潟県村上市
田んぼだらけの道を走り、民家の間を走りを繰り返し
日が暮れ夜になる
早く休みたいが、前にも進まないといけない
後どれくらい頑張ればいいのか?今日の着地点を考える
脚も痛いが時間も過ぎていく
思考が鈍ってきている
目の前にコインランドリーが見えた
休みがてら洗濯でもするかと思い
横を見ると目の前にコンビニがある理想の立地
一番きれいであろう服を着て、後は洗濯をした
待ち時間もお弁当を食べ休むことが出来た
外に出ると 雨だ
いやいや今服洗ったばっかりだぞ!
一か八か近くに寝れそうなとこはないか走り出す
雨が強まる
あった!個室のバス停に飛び込んだ
少し狭かったがマットを敷き横になり、眠りについたが
足が痛むので何度も目覚める
6日目
また今日も苦行が始まる
朝の支度も段々と時間を要す様になった
動きが鈍く頭が回らない
心身共に疲弊している
寝ても疲れがあまり取れていない様に思える
ゆっくり走り、歩きを繰り返し
新潟駅を目指すが、辛さが先行してくる
この状況をどうにかしないといけないが、最善策は何だろうか?
一番の優先順位は下関にゴールすることだ
その為に今必要なのは休むことじゃないのか?
幸いにもまだ時間には余裕はある
思い切って新潟駅到着後ホテルをとって休もうかどうか考えたが、
小っちゃなプライドが邪魔をする
レース前は野宿で全泊を目指していたからだ
悩みながら進んで行く
どうすべきなのか?
このまま行って取り返しのつかないくらい潰れるのか
悩んだ結果、要らないプライドを捨て弱さを受け入れることにした
昼前にCP10 432.7km 新潟駅前に着いた

スタバに入り、今日のホテルを取り
明日からの闘いに備えてゆっくり休んだ
R7完 青森~新潟
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